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運転士の夢、出発進行! フラワー長井線、3年ぶり新人・小平さん

2020年07月14日 12:16
山形鉄道の新人運転士・小平琉稀さん。安全運転へ表情を引き締める=白鷹町
 フラワー長井線を運行する山形鉄道(長井市)に3年ぶりとなる新人運転士が誕生した。埼玉県春日部市出身で、本県にゆかりのある小平琉稀(りゅうき)さん(20)=白鷹町。現在は最終の見習い訓練を行っており、8月から1人で責任ある役目を担う。「多くの乗客の命を預かる仕事」と表情を引き締める。

 子どもの頃から鉄道好きだった小平さん。祖父の出身地の高畠町を毎年のように訪れ、本県に愛着を持っていた。埼玉の工業高校を卒業後、2018年4月に山形鉄道に就職した。

 入社後は車掌と車両整備を担当。19年度途中から運転免許試験(動力車操縦者試験)に向けた勉強を開始し、法規や車両構造を学んだ。高校では電気科に所属し電車の仕組みを知ってはいたが、長井線はディーゼル車。「経験を生かせるものはほとんどなかった」と一から学び直した。

 今年3月の筆記試験と適性検査に合格。その後、先輩運転士を指導役に列車の制御、トラブル時の応急処置、目標物までの距離目測などの実技を身に付け、6月の試験に合格した。

 荒砥―赤湯間の路線距離は約30キロ。運転中は信号など前方の状況を注視し、計57カ所の踏切で自動車や人の動きに目を配る。お気に入りの眺めもある。白兎駅―羽前成田駅間の、直線続きで西方に葉山を望む区間だ。「安全かつ定時運行に努めつつ、汽笛を鳴らすなどのファンサービスも頑張りたい」と意欲を見せる。

 小平さんが加わり同社の運転士は13人態勢となる。
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