【モンテ】生の試合「やっぱり最高」 観客解禁、雰囲気一変

2020/7/12 09:48
〈山形―水戸〉選手入場時、タオルマフラーなどを広げて応援する山形のサポーター=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2・モンテディオ山形の公式戦は11日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中断後、初めて観客を入れ、天童市のNDソフトスタジアム山形で行われた。声を出した応援の禁止など細かい制限は設けられたが、無観客の試合から雰囲気は一変。約2300人のファンは久しぶりの観戦を楽しんだ。

 会場周辺は、開場となるキックオフ2時間前には大勢のファンが駆け付け、運営会社の相田健太郎社長は「震えるほどうれしい」と感慨深げだ。

 感染対策は各所に見られ、グッズ売り場には距離を保つように足元に目印が付けられた。入場口ではフェースシールド姿の係員が非接触型体温計で一人ずつ検温し、間隔を空けるように声を張った。

 「この時代の光に」という横断幕が印象的なスタジアム内。場内にはなじみの応援歌が流れる。両チームの選手が山形交響楽団の演奏に合わせ、整列し入場した。間隔を空けて座ったファンはタオルマフラーなどを広げて思いを伝えた。一つ一つのプレー、得点のチャンスに拍手で反応。声援も太鼓などの鳴り物も認められない中、しばらくはこれが応援の定番になりそうだ。

 上山市旭町2丁目、看護助手三上絢子さん(37)は「やっぱり生の試合は最高。ストレスが発散できた」と興奮気味。ゴールで思わず声が出てしまったという息子の虎太郎君(7)は「いつか大きな声で応援したいな」と笑顔を見せた。山形市松山3丁目、会社員庄子真一さん(51)は「歓声がない分、選手の声やボールの当たる音が聞こえて新鮮だった」と臨場感を楽しんだ様子。精いっぱいの拍手で選手を後押ししたという酒田市東泉町1丁目、会社員菅原淳さん(49)は「観戦が続けられるように新しい応援スタイルで協力していきたい」と話した。

 Jリーグは8月から観客数を収容人数の50%に引き上げることを目標にしている。クラブは観戦時の安全対策をPRしながらオンライン販売に一本化したチケットの購入方法を周知し、観客動員アップを目指すという。

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