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困窮の学生に余った食品を募って提供 コロナ拡大で公益大有志

2020年07月03日 11:09
食品の仕分けをするLiga食品ロス削減チームのメンバー=東北公益文科大
 新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイト先が休業するなどし、生活に困窮している学生を支えようと、酒田市の東北公益文科大生が7日、食品を提供するフードパントリーを開催する。同大の学生有志で組織する「Liga(リーガ)」が主催。庄内地域の企業や個人から提供された食料を学内で分け合い、食品ロス削減とともに学生同士で助け合う取り組みを進める。

 Ligaは英語の「Love in good action(ラブ イン グッド アクション)」から命名。3年前に設立された同大の学生団体で、難民支援などの活動を展開してきた。昨年10月には、まだ食べられる食料の廃棄や食べ残しを減らす「食品ロス」の削減に向けた活動も始めた。

 感染拡大防止でアルバイト先が営業を自粛したため、生活費が不足している学生は同大でも多い。状況は徐々に改善しているものの、依然として厳しい状況にあった。そこでLigaの食品ロス削減チームのメンバーはまだ食べられる食品を募り、学生に提供するフードパントリー活動に取り組むことを企画した。

 庄内地域の企業など13社を回り、社員食堂などでの食品ロスの実態や対応を聞き取るとともに、食料提供への協力も求めた。6社が賛同し、個人からも食品提供を受けた。

 コメにパスタ、餅に缶詰…。学内で同チーム11人が活動拠点としている一室には、提供された食料品が集められ、メンバーが仕分け作業を進めている。栄養バランスや消費期限を考慮して1人分ずつ袋に小分けにしている。第1回のフードパントリーは7日の昼休みから開催。50人ほどの受け取り希望者がいるという。「食物アレルギーなどを事前に聞き取りし、栄養バランスにも配慮したセットにしている」と、同チーム代表の3年鈴木梨加さん(20)。「バイト代も減り、親も収入が減り余裕がなくなっている学生もいる。みんなで支え合う取り組みにしていきたい」と話した。

県産米のセットを寄贈・酒田の企業
 酒田市の情報通信業・日情システムソリューションズ(池田勝社長)が2日、Ligaの活動に賛同し県産米セットを寄贈した。代表の鈴木さんと副代表の3年浦上寧々さん(20)が同社を訪れた。

 池田社長は「東京支社で得意先などを訪問する際に手土産として持って行く物だ。感染拡大を受けて訪問を控え、余っている分を提供した。素晴らしい活動を支えたい」と話した。1合入りパック3個入りを約300セット寄贈した。
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