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「空飛ぶ車いす社長」ジーンズ販売 ストレッチ素材、随所に気配り

2020年06月23日 11:06
フライングジーンズを着用する加藤健一さん。動きやすく、スマホの出し入れも簡単で「外出する意欲がわいてくる」=南陽市若狭郷屋・NANYO BASE
 山形バリアフリー観光ツアーセンター(南陽市)の代表理事を務める加藤健一さん(39)=同市=がプロデュースした、車いす利用者でもはきやすい「フライングジーンズ」が完成し、今月から本格的に売り出した。購入者からは「気持ちが前向きになり、外出の意欲が出てきた」「はきやすく、動きやすいしかっこいい」などと好評だ。

 車いすで生活する加藤さんは、パラグライダーを活用して地域振興を手掛ける「空飛ぶ車いす社長」として活躍している。ジーンズ開発は2018年3月、加藤さんが丸安毛糸(本社・東京)の岡崎博之社長に製作を呼び掛けたことをきっかけに始動し、製造は丸和繊維工業(本社・東京)が協力することになった。

 ジーンズは、丸和繊維の最先端裁断技術を生かし、加藤さんの助言も得ながら生地を変えて試作を重ねた結果、ソフトストレッチ素材で19年6月に現在の形が完成。商品の製造を進め、オンラインストアを備えて商品の特長を紹介するホームページを開設するなど準備を整えて、本格的に発売した。

 ジーンズは、ファスナーの前開き部分を深くしたほか、車いす乗車時にスマートフォンなどを収納しやすいよう膝の上にポケットを配置するなど随所にこだわりと細かな気配りが施された。介助者からも「車いす利用者のズボン着用は介助者2人掛かりになる場合もあるが、このジーンズは1人で楽に介助できるほか、利用者によっては自分でもはくことができる」との反応が寄せられている。

 価格は2万8千円(税込み)。男女兼用でS、M、L、LLの4サイズを展開する。別売りで着脱が簡単なベルト(同6千円)も製作した。同センターの入る南陽市若狭郷屋の「NANYO BASE」で試着もできるほか、郵送での試着にも対応する。

 「今後は生地を変え、フォーマルなズボンも生産したい。子ども用の開発も考えている」と加藤さん。購入や試着の問い合わせは同センター0238(20)6125。ホームページは「フライングジーンズ」で検索する。
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