置賜農高、国際認証を取得 花き生産「MPS」、環境に配慮し育成・川西

2020/6/22 11:24
MPS認定証(手前)とペチュニアの花の手入れをする園芸福祉科の生徒たち=川西町・置賜農高

 川西町の置賜農業高(吉田直史校長)は、環境に配慮した花の生産者に与えられる国際的な認証「MPS」を取得した。全国の農業高校で2番目で、東北では大学など高等教育機関を含めて初めて。

 MPSはオランダ発祥の制度で、環境に配慮しながら高品質な花を育てる生産者に与えられる。認証を受けることで流通、販売で品質が保証され、花の付加価値につながる。認定には農薬の使用量のほか、温室のボイラーに使用した重油や電気などのエネルギー量が適正かなど、厳しい審査を通過する必要がある。

 園芸福祉科でダリアやシクラメン、サイネリア、ペチュニアなどの栽培に取り組む同校では、昨年2月から認証を受けるための取り組みを開始した。農薬の使用量を制限することで葉の病気や害虫の発生が増えたが、今まで以上の細かい手入れに取り組むことで、今年4月に認証を取得した。

 取得を目指して取り組むことを提案した遠藤忠樹教諭は「いいものを作っているという証明は生徒の自信、学習意欲につながる。また、試行錯誤する経験や、品質保証が消費者に安心を与える仕組みを知ることは、農業以外の道を目指す生徒にとっても大きな学びになる」と話している。

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