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蔵王温泉観光の新拠点に 15年ぶり新店、厳選の土産並ぶ「高湯堂」

2020年06月07日 09:54
「高湯堂」を出店した竹直也さん。店内にはこだわりの「温泉グッズ」が並ぶ=山形市蔵王温泉
 空き店舗が増える一方だった山形市蔵王温泉の高湯通りに、15年ぶりとなる新店がオープンした。温泉コーデショップと銘打ち、店主厳選の品をそろえた土産店「高湯堂」。蔵王にほれ込んだ竹直也さん(34)が大手企業を辞め、Iターン。蔵王温泉の原点でもある高湯通りの活性化を目指す。開店早々、新型コロナウイルスの直撃を受けたが、「新しいことをどんどん展開したい」と前向きだ。

 竹さんは北海道出身。リクルートライフスタイル(東京)が展開する「じゃらん」の営業担当として2012年から蔵王温泉に関わり、宿や店舗が消えていくのも目の当たりにしてきた。「冬は通りを歩く人の肩がぶつかるほどにぎわっていた」。昔を知る人に聞く高湯通りの様子は現状とかけ離れていた。

 全国の観光地を回る中で、人に街歩きを促すようなハード面の整備の重要性を感じていた。プライベートで地域行事に参加するうち、「新参者の自分も受け入れてくれる。この地域の力になりたい」と思うように。昨年6月に退社、今年1月に出店した。

 土産店を改修した店内には、品質の良さと「温泉」のキーワードにこだわって選んだ国内外の商品が並ぶ。オープン直後、20年以上蔵王温泉に通っている宿泊客に「さみしくなる高湯通りを見てきた。新しい店ができるのはいいね」と声を掛けられた。1、2月は訪日旅行者をはじめ日本人客も多く、売り上げは順調に推移。一方、コロナの影響が出始めた3月の売り上げは目標の5分の1ほど。4月はさらに客足が遠のき、15日から1カ月、休業した。6月いっぱいは金土日限定で店を開ける。

 コロナ禍を乗り切ろうと、予定していたオンラインショップの開設を早め、オリジナルの温泉ギフト「YUFT」の販売も始めた。YUFTは、奈良県の吉野ひのきで作った湯おけに、本県産の桐の石けん入れ、タオル、無添加石けん、蔵王温泉の湯の花など7点セットで1万1026円。価格は「いい風呂」にかけた。セットの湯おけやタオルなどを持参すると蔵王温泉の旅館や入浴施設の料金が割り引かれ、コロナの収束後に蔵王温泉を来訪してもらう仕掛けも施す。

 竹さんは「コロナの影響がどこまで続くか分からないが、高湯通りが変化したなと感じてもらえるよう、新しいことにチャレンジしたい」と話している。オンラインショップのURLはhttps://store.shopping.yahoo.co.jp/zao-takayudo/
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