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アイオイ「最上どり」産地化本腰 鮭川、加工場新設し商品開発

2020年06月05日 14:38
アイオイが新設した加工場。自社ブランド「やまがた最上どり」の販路拡大を進めている=鮭川村庭月
 肉用鶏(ブロイラー)の出荷羽数が県内トップの農業生産法人アイオイ(鮭川村、五十嵐忠一社長)は今春、村内に加工場を新設した。同社は餌に県産米を取り入れるなど、良質なブロイラー生産体制を確立。新たに加工、商品開発に乗り出し、自社ブランド「やまがた最上どり」の販路拡大に本腰を入れている。

 アイオイは村内3カ所に鶏舎を保有。常時28万羽ほどを育て、1日に7千~8千羽を出荷している。年間出荷羽数が約170万羽を数え、県全体の5割以上を誇るものの、全国的に見れば県産の割合は数%にとどまっているのが現状だ。

 同社ブロイラーは庄内、最上両地域の契約農家が栽培した飼料用米を餌に使用する点が特徴。混合割合が約20%と高く、高品質出荷につなげている。また鶏ふん焼却時の熱を鶏舎の床暖房に生かすなど重油使用量を大幅に削減し、経営を圧迫する光熱費を抑制した。焼却灰を肥料に役立てる循環型農業も推進し、環境に優しい取り組みとして国、県の高い評価を得ている。農場衛生管理の安全安心を保証する「農場HACCP(ハサップ)認証」を、全国の同業者に先駆けて取得した。

 木造平屋の新加工場は敷地7400平方メートル、床面積約760平方メートル。生肉をはじめ、串に刺した焼き鳥などを主に製造する。当初は60人ほどの雇用を計画していたが、新型コロナウイルスの影響により規模を縮小しての稼働を余儀なくされている。時機を見定め軌道に乗せる方針だ。

 ほかに協力事業者と連携し、カルパスやソーセージの商品化も進める。五十嵐社長は「県内で出回る鶏肉の多くが県外産。輸入品の冷凍物も少なくない」と現状を説明し、「地元で育った生肉の調理した味を試してほしい」と強調する。今後、自社製品を扱う販売所を設ける計画もあり「置賜の牛肉、庄内の豚肉に続き最上の鶏肉を広く売り込んでいきたい」と意欲を示している。
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