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開業医判断でPCR、県検討 唾液から検体採取

2020年06月05日 07:27
 新型コロナウイルス感染症の流行の第2波に備え、県が新たに、開業医の判断で唾液採取によるPCR検査の導入を検討していることが4日、分かった。実現すれば、より身近に相談でき幅広く検査を受けられるようになるため、感染者の正確な把握と県民の不安感の解消につながりそうだ。県は保健所を介したこれまでの検査体制も維持、拡充し、2系統で感染拡大を防ぐ考えだ。

 検体は各地区医師会が運営するとみられるPCR検査センターで採取する見通し。県内数カ所に設ける予定で、県は近く各地区医師会などとセンターの開設、運営に関して具体的な協議に入る方向で調整している。

 唾液による検体採取は、鼻の奥の粘液を綿棒で取る方法に比べて、安全で簡単とされる。専用の容器を用いて自ら提供するため、医師による採取の手順が省け、現場での感染防御や人員確保の面で負担は大きく軽減される。

 具体的な検査の流れは、新型コロナの感染が疑わしい場合、まず身近な地域のかかりつけ医を受診する。医師が発熱やのどの痛み、味覚・嗅覚異常といった特徴的な症状を確認し、検査が必要と判断した場合は保健所を介さず、指定されたPCR検査センターで唾液を採取。検体は民間検査機関に委託する方向で検討しており、検査結果はかかりつけ医から報告を受ける流れになる。

 一方、県は現在の検査体制を維持し、検査機器を保健所などにも設置して充実を図る。スピーディーに確認できるため、濃厚接触者らの検査を引き続き担うとみられる。検査体制を2系統にする方針について、県は「幅広く検査を受けられるようにし、県民の不安解消に結び付けたい。第2波に備えて早急に準備する」としている。

 県と県医師会、山形大医学部は先月、新型コロナに関する医療提供体制の充実に向け、感染症対策の連携協定を締結。県はこの協定に基づき、新たな検査体制の確立を目指している。
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