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「トレインラン」爽快感と緊張感 米沢、旅行気分と運動兼ね

2020年06月03日 19:26
人けのない山道。山形新幹線の姿にほっとする=米沢市大沢付近
 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、県をまたぐ不要不急の移動を控えてきた。本県は1日から一部緩和されたが、首都圏を含めた全面解除にはほど遠い。「旅に出たい」。多くの人が感じているのではないだろうか。運動不足でもある。この二つの問題を解決するため、近場で最大限の満足度を味わうプランを試した。使ったのは身近な公共交通機関と自分の「足」。名付けて「トレイン(バス)ラン」だ。
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 米沢市内で最も公共交通機関が集中するのは、JR米沢駅だ。よって、ここを発着点とした。仰々しい名前を付けたが、内容は実にシンプルだ。米沢駅から沿線の駅、停留所まで走って、電車やバスで戻ってくるだけである。米沢駅からは奥羽本線と米坂線の2路線に加え、バスも各地に出ている。10~15キロほどのランニングプランなら奥羽本線の場合、南は大沢駅、北は高畠町の高畠駅までがお薦め。米坂線なら川西町の羽前小松駅。バスなら小野川温泉までが10キロだ。

 いずれも試したが、中でも大沢-米沢間を紹介したい。距離は約13キロ。トレイルランとまではいかないが、半分以上が山道を登るので、渓流や杉林の中を駆け抜けていく爽快感を味わうことができる。5月中旬の日曜日、ウエアラブルカメラを装着して出発。道中を全録した。

 米沢駅を出て、東部小を経由、ここから米沢五中までは奥羽本線沿いをひた走る。自転車と歩行者だけの道なので、自動車を気にすることなく安全に走ることができる。

 米沢五中から関根駅までは約2.7キロ。住宅街を走る。上杉鷹山公が米沢を訪問した恩師の儒学者細井平洲を出迎えた普門院脇を通り、関根小を過ぎると山道に入る。つづら折りの杉林を抜け、電車を撮影する愛好者(撮り鉄)にはおなじみの尾崎坂踏切付近からは勾配が緩くなった。ここまで約8キロ。ゴールまでもう少し。

 人けのない道を1人で走っていると若干、不安だが、時折、木々の間から山形新幹線が見えるとほっとする。吾妻(あづま)山ろく放牧場と大沢駅との分岐点に着いた。ここから、勾配がきつくなる。最後の試練。登りの疲労は膝にくる。

 小さく「大沢駅」と記された看板が見えた。何とか完走した。この路線は在来線の本数が少ないので、「乗り遅れたら帰れない」との緊張感がたまらない。帰りは電車で2駅。たった11分の乗車時間でも、同じ距離を走った余韻を十分にかみしめることができた。

大沢―米沢間は半分以上が登り。後半は林の中を走る=米沢市関根
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