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人や車の動き、徐々に 県境またぐ移動自粛解除

2020年06月02日 10:41
乗客が列をつくり、仙台行き高速バスに乗り込んだ=1日午前8時20分ごろ、JR山形駅前
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を受け、県による県境をまたいだ移動の自粛要請が解除された1日、県内では人や車の動きが戻り始めた。仙台に向かう高速バスには学生や会社員が乗り込み、産直施設には県外ナンバーの車が並んだ。一方、玄関口となる山形駅や高速道路に目立った変化はなく、往来自粛の影響は続いているようだ。

 山形市のJR山形駅前では午前8時ごろ、仙台行き高速バス乗り場に学生やスーツ姿の会社員約20人が列をつくり、徐々に日常が戻りつつあることをうかがわせた。夫の転勤に伴い青森県に住まいを探しに行くという専業主婦(56)は「5月から転居の予定だったが大きく遅れた。山形に帰省するお盆の頃にまた移動自粛になるのではないか」と不安を口にした。

 仙台市の金融機関に勤める女性(35)は、車内換気やアルコール消毒液の設置などの感染防止対策に安心する一方、「利用者が増えて相席になるのが不安だ」と案じた。山交バスは現在も平日の運行本数を7割程度に抑えているが、漆山勝治乗合課長(45)は「車内が混雑しないようバスの本数を増やしていきたい」と話した。

 山形自動車道山形蔵王インターチェンジは、宮城県側から降りてくる車が少なめで経過。県外車は仙台や宮城のナンバーがほとんどで、社用のライトバンが目立った。JR山形駅も改札口や待合室に人影はまばらで、午後1時44分着の山形新幹線つばさを降りた乗客は20人ほど。自由通路はすぐに静かになった。

 国道48号沿いの一大「観光拠点」として顧客の7、8割が仙台圏から訪れるJAさくらんぼひがしね(東根市)の産直施設「よってけポポラ」。平日とあって混雑はしなかったが、駐車場には仙台ナンバーの車が多く見られた。開店直後から露地物の「紅さやか」をはじめ、ワラビやウルイなどの山菜、新鮮な野菜を買い求める人が来店。仙台市の主婦(62)は「品ぞろえが豊富なのでよく利用するが、今年は来店を自粛していた。早く感染症が収束してほしい」と話し、サクランボを手に取っていた。

 東根市が生産量日本一を誇るサクランボは、今週末から露地の「紅さやか」、来週末には「佐藤錦」の販売がそれぞれピークを迎える見通しという。同JAの後藤隼一特販部特販課長兼ファーマーズマーケット店長は「どこまで新型コロナの影響が出るかは不透明だが、生産者が育てた商品をたくさん売るのがこの施設の役割」と意気込んだ。
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