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部活再開、どう向き合えば 山形大・池田准教授に聞く

2020年05月30日 08:21
「指導者、保護者ら周囲の総合的なサポートが必要」と語る池田英治准教授=山形市・山形大小白川キャンパス
 全国高校総体などの中止が相次いで決定した中、県内の部活動が順次再開する。新たな環境下でどうスポーツと向き合えばいいか。スポーツ心理学やコーチング学を専門とする山形大地域教育文化学部の池田英治准教授は「チームや個人の今後の方向性を共有していくことが必要になる」と指摘する。以下は一問一答。

 ―主要大会中止の影響は大きそうだ。

 「大会を目指し頑張るプロセスは全員が経験してきたもの。当たり前だったことがなくなる喪失感は共通して持つ。(スポーツで)進学を考えていた子ども、保護者にとってはライフプラン自体が狂ってしまい、モチベーションの低下が見られる可能性は高い」

 ―各競技とも練習内容への制約がある。

 「誰も経験したことのない事態で手探りとなる。生命を第一に考えた上で、現時点では面白みが消えないように工夫し、選手の反応を見ながら実践していくべきだとしか言えない」

 ―選手はどう臨めばよいか。

 「部活動、スポーツをやる目的を考えるきっかけになりそうだ。大会がない状況が続くと想定しても、頑張り続けることができるか。他の道を選ぶこともできる。指導者も話を聞く機会をつくってほしい」

 ―周囲の留意点は。

 「指導者は毎日顔を合わせて変化を読み取れたが、空白期間が生まれた。可能であればミーティングを開き、チームや個人の今後の方向性を共有していくことが必要になる。勝ち負けで成果を得られる機会は失われたが、これまでのプロセスを肯定してあげることはできる。日常生活から周囲の大人がサポートしてあげるべきだ。もし辞めたいと言う子がいたら、もう一度競技を再開する道を残してあげてほしい」

 ―長期休止を挟んだ後の練習になる。
 
「休止前のデータがあれば、前後の体重や体脂肪、筋肉量などを比較し、選手の状態を把握した方が良い。データや測定器がなければ主観で構わない。一定期間は導入と思い、短時間で強度を低くし、楽しみを担保したメニューを考えてほしい」
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