おしゃれ「庄内さしこ」入りマスク 協力隊発案、作り方の動画公開

2020/5/22 11:18
庄内さしこの文様をかたどった布マスクを手にする内藤小容子さん(左)と前田みつさん=酒田市・東陽コミュニティセンター

 酒田市地域おこし協力隊の内藤小容子(さよこ)さん(36)が、「庄内さしこ」を刺した布マスクの作り方を動画で公開した。心身の健康を祈る意味がある文様「花びし」を取り入れた。新型コロナウイルスの収束を願いつつ、伝統工芸を広める機会にもしようとしている。

 4月に着任した内藤さんは、同市平田地域の東陽コミュニティセンターを拠点に活動している。おしゃれな布マスクを着けて気分を明るくしてもらい、庄内さしこにも注目してもらおうと、動画制作を発案。同センターで庄内さしこや手芸を教えている前田みつさん(64)=同市北俣=の協力を得た。花びしは初心者にも作りやすい基本的な文様で、なおかつ「心身の健康を願う」という意味があることから採用した。

 動画は11分。アニメーションと前田さんの実演を組み合わせて作り方を紹介した。材料は糸と針、布など身近な素材を使い、前田さんの優しい語り口の庄内弁も収録し、手順を説明している。外国人にも分かりやすいように英語のテロップを入れた。

 撮影前に内藤さんも実際に作ったといい、「手芸初心者の私もできたので誰でも挑戦できると思う」と勧めた。前田さんは「庄内さしこは本来、家族や大切な人のことを思って刺すもの。この機会にぜひ作ってみてほしい」と話していた。

 動画投稿サイト「ユーチューブ」の、庄内地域の協力隊の公式チャンネル「山形庄内U Tube」から見ることができる。今後、聴覚障害者向けに字幕を付けたバージョンも公開するという。

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