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豊かなマツタケの山よ、再び 朝日、住民有志が松保山でアカマツ植樹

2020年05月21日 10:08
アカマツを植樹する住民たち=朝日町
 豊かなマツタケの山よ再び―。朝日町送橋の松保(まつぼ)山はかつてマツタケの宝庫だった。現在は松食い虫の被害でマツが枯れ、マツタケもほとんど採れなくなった。アカマツを植えて環境を再生させる地元住民のプロジェクトが進められ6日、地元住民が苗100本を植樹した。

 マツタケは、日当たりが良く、落ち葉などで覆われていない樹齢30~40年のマツの根元に多く生えるとされる。住民によると、約50年前まではマツタケが豊富に採れていたが、徐々に減少。約10年前からは松食い虫がまん延しマツが枯れ始めた。老木が増えてきたこともあり、ここ5年ほどマツタケの収穫はゼロだという。

 地元住民は毎年秋、松保山のマツタケを採る権利を入札で決める。地元にとって大事な収入源で、落札額が50万~60万円となる年もあったが、昨年は3万5千円と年々安くなってきた。

 かつての山の姿を知る60~70代の住民は、いま手入れをしないと取り返しがつかないことになると危惧していた。今年1月に開かれた住民総会で、松食い虫に強いとされるアカマツを植えることを決めた。

 2、3年かけて20~50センチに育ったアカマツを購入した。住民ら約10人が6日、かつてマツタケが多く採れた急斜面を中心に老木の伐採や下草刈りをし、植樹した。植えてから数年は年1、2回住民が手入れをするという。伐採などを行う農業渡辺健一さん(71)は「山は住民の大事な財産。いま取り組まないとますます山は荒れ放題になる。20~30年後にまたマツタケが採れる山になってほしい」と思いを話した。
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