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山形大工学部、フェースシールド作製着手 医学部付属病院へ供給

2020年05月01日 10:53
レーザーカッターなど工学部の高速生産技術をフル活用して作った感染予防用のフェースシールド(山形大提供)
 山形大工学部は、新型コロナウイルスの感染拡大で医療物資が不足する中、同大医学部付属病院の依頼に応えて、強みとするレーザーカッターなどの高速生産技術をフル活用し、同病院で使うフェースシールドの作製に着手した。5月1日に第1弾として100個を供給するほか、同月末までに千個を生産する予定という。

 医療物資の不足は同病院でも深刻な状況。特にマスクなど感染予防の資材が全国的に入手困難となっていることから、副病院長の欠畑誠治教授が学内連携で活路を見いだそうと、3Dプリンターの研究に取り組む工学部の古川英光教授に製作を依頼した。

 古川教授は同学部の川上勝准教授とともに、3Dプリンターやレーザーカッターなどを活用し、迅速に大量生産が可能なフェースシールドの設計を試行錯誤した。米沢市が発祥の地となる大手化学メーカー・帝人(大阪市)から、シールド部分に使う高透明PC(ポリカーボネート)シートの提供も受け、依頼から約半月で大量生産が可能な態勢を整えた。

 古川教授によると、フェースシールドは工学部内の「ライフ3Dプリンタ創成センター」で、1日当たり100個を生産できるという。「使用後もシールド表面などを除菌すれば繰り返し使える」とし、「生産段階から殺菌処理を徹底している」と述べた。

 医療資材の供給に関する学内連携は初めてで、古川教授は「今回のような非常事態に、現在の技術を生かして柔軟かつ迅速に対応できる態勢は必要。山形発の感染症対策を発信するとともに、リニューアルさせていきたい」と語った。
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