県内ニュース

県高校総体の中止を発表 高体連、代替は未定

2020年04月29日 10:42
PR
 県高校体育連盟は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5、6月に予定していた第71回県高校総合体育大会を中止すると発表した。スキーなどを除く32競技が対象で、今夏の全国高校総体(インターハイ)も既に中止が決定。最終学年の生徒のための代替案については「現時点で未定」とし、安全な環境の担保を前提に慎重に検討する考えを示した。

 県高校総体が中止になるのは初めて。同日の書面による臨時評議員会で中止案を全会一致で承認した。県高校定時制通信制総合体育大会も中止とした。競技中だけでなく移動や宿泊による感染リスクのほか、調整不足によるけがや事故の懸念などが理由。

 山形市の県スポーツ会館で記者会見した県高体連の柴崎浩会長は「選手や指導者、家族の心情を考えると大変つらいが、事態の終息が見通せない現状では中止の判断をせざるを得ない」と述べた。佐藤重実理事長は中止判断までの経緯を説明し、「会議などを進める中で『この状況を考えると(中止は)やむを得ないであろう』という意見が大半だった」とした。

 全国高体連は大会中止の代替策として最終学年の生徒が成果を発表できる場や大会の設定などの検討を、各都道府県高体連に要望しており、柴崎会長は「安全に実施できる場合には関係機関と連携して検討していきたい」とした。

 今年の県高校総体は5月22日~6月28日に、インターハイで実施する30競技にラグビーとライフル射撃を加えた計32競技で熱戦が繰り広げられる計画だった。県高校定時制通信制総体は6月20日に4競技を予定していた。

岡沢選手「経験、つながりは消えない」
 全国高校総体や県高校総体などの中止で、活躍の機会を失った県内の高校生アスリートに向け、ボクシング男子ウエルター級で東京五輪出場を決めた岡沢セオン選手(鹿児島県体協・日大山形高出)が関係者を通じて山形新聞にメッセージを寄せた。

    ◇  ◇ 

 舞台の重要性を考えると、みなさんのショックは計り知れず、特に3年生については想像もつきません。

 でも自分の高校時代を振り返った時に財産となったのは結果ではありません。自分は3年時のインターハイが唯一の全国大会で、結果も納得のいくものではありませんでした。成績だけをみれば、高校時代は自分の中で一番弱くて悔いが残る思い出です。

 それでも自分にとっては大学時代よりも社会人になった今よりも、ボクシングで汗を流した高校での経験はかけがえないものだったと心から言えます。それは結果ではなく、仲間や恩師との出会い、そこで学んだことが今の自分の人生に大きな影響を与えているからだと思います。

 経験や人とのつながりは消えることはありません。みなさんの中には今回で引退する人もいるでしょう。3年間で競技を通じて学んだこと、一生懸命やりきったことに誇りを持ってこれからの人生を歩んでください。今後も競技を続けようと思っている人はこの悔しさを晴らせるように頑張ってほしい。

 いつか「この悔しい経験があったからこそ今の自分がある」と胸を張って言える日が来ることを祈っています。苦しい状況に負けず前向きに頑張りましょう。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2020年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2020年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から