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感染拡大で地区高校総体が中止 県高体連決定

2020年04月10日 09:19
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県高校体育連盟が各地区高校総体の中止を決めたことが9日、関係者への取材で分かった。村山、最北、置賜、田川、飽海の県内5地区でそれぞれ5月9、10日を主会期に開催される予定だった。

 関係者によると、感染者が県内でも相次いで確認されている現況を踏まえ、県高体連の役員らが協議し、県教育委員会と相談の上で地区総体の中止を判断したという。感染リスクだけでなく、部活動が自粛され、再開しても活動が制限されるなど、十分な練習を積むことができず、選手の調整不足も懸念されていた。

 主会期が6月5~7日の県総体の開催可否については検討中という。多くの競技は地区大会が県大会の予選を兼ねており、今後競技ごとに対応策が検討される見込みだ。

 ただ5~7月に予定された各競技の関東、九州大会の中止が判明するなど、新型コロナの猛威によって全国総体(インターハイ)の開催も危ぶまれている。今年は東京五輪・パラリンピックの影響で21府県が舞台となる異例の広域開催となる。全国高体連は感染拡大の急加速を受けて4月中に臨時理事会などを開いて開催の可否を判断する方針という。

指導者「やむを得ない判断」
 地区高校総体の中止決定に各校の指導者は一様に「やむを得ない判断」と理解を示した。選手の腕試しの機会が失われることを残念がりながらも、感染やけがのリスクを挙げて冷静に受け止めた。

 「県から東北、全国へと調子を上げていくための大事なステップ」。山形中央高陸上部の佐藤孝夫監督は地区大会をこう位置付ける。ただ部活動の自粛などで調整が難しい状況にあり「けがのリスクも高く、中止は仕方がない」との思いを強くする。インターハイなど、先の大会の雲行きも怪しくなり「生徒の不安を考えるとつらい」と気遣った。

 バスケットボールは県大会の前哨戦となる藤井・高野杯県高校選手権も中止となった。「チームの実力を測る機会がなく選手にとって影響は大きい」と鶴岡工高の小林敦監督。状況に好転の兆しが見えないだけに「生徒や保護者の負担は大きく、気持ちのケアも大切だ」と語った。

 対戦競技の剣道。寒河江工高の赤井芳賀寿監督は「安心して競技に臨める環境になければ中止は致し方ないこと」とする。

 山形南高バレーボール部にとっては1年生が加わり、新チームのレベルアップを図る時期だった。「生徒たちの活躍が楽しみだったが、感染リスクを考えれば開催は難しいだろう」と小俣幸二監督。3年生にとっては高校生活最後の1年となるだけに、「残り少ない大会が一つなくなり、残念な思いをさせることがつらい」と話した。
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