県内ニュース

本県企業7割超、感染拡大「影響ある」 フィデア総研アンケート

2020年04月09日 12:00
PR
 フィデア情報総研(秋田市)による山形、秋田両県の企業を対象とした新型コロナウイルス感染症に関する緊急アンケートの結果、感染拡大の影響が既に出ているか、今後出ると答えた県内企業が76.4%に上った。需要減少や、サプライチェーン(部品の調達・供給網)寸断による生産活動の停滞、建築材・住宅設備機器の入手難などを訴える企業が多く、同総研は「影響は広範囲に及んでいる」としている。

 本県の状況をみると、「既に影響が出ている」と答えた企業は50.9%、「1カ月以内に影響が出ると思う」が8.9%、「3カ月以内」が13.2%、「半年以内」が3.4%。「当面、影響は出ない」が10.2%だった。

 平常時を100とした場合、影響を受けた後の状況を尋ねると「70~89」が32.1%に上り最多だった。以下は「90~99」が23.2%、「50~69」が13.7%、「50未満」が9.8%の順。「100超」とした企業も3.3%あった。

 必要な支援策については「マスクや消毒液など衛生資材の供給」が65.5%、「融資(必要な事業資金確保)」が44.8%、「相談窓口の設置」が26.8%、「キャンペーンなど風評被害への対応」が19.3%、「中国企業に代わる取引先の紹介や原材料の確保」が12.3%だった。

 対策については「特に行っていない」が55.2%と最も多かった。以下、「その他」を除くと、「原材料・部品の在庫を意図的に増加」が6.8%、「営業時間・工場稼働時間の短縮」6.1%、「キャンペーンや値下げによる需要確保」4.3%、「原材料・部品の在庫を意図的に減少」が4.1%、「時差通勤やテレワーク」3.2%、「営業時間・工場稼働時間の延長」1.1%と続いた。

 自由筆記の意見記述欄は「今後、加速度的に影響が大きくなる」「東日本大震災、リーマン・ショック時より影響が大きい」「消費行動、生活スタイルの変化が予想され、今後の動向に注意」「官公庁発注工事が止まり影響が大きい」と悲痛な声が並ぶ。報道や情報発信に関して「マスコミの過剰報道や会員制交流サイト(SNS)の情報が過度に不安をあおっている」の回答も。退院者数なども含めバランスの取れた情報発信を求める企業もあった。

 イベント自粛に関しては「過剰な要請が実体経済の悪化を招いている」との訴えがあった。他に「需要の喪失は返済が必要な融資ではカバーできず、損失補填(ほてん)のような補助金が必要」との要望の一方、補助金は「企業の自主性や創意工夫を阻害するので反対」と否定的な企業もあった。

 調査は3月10~17日にインターネットを通じて行い、秋田、山形両県の企業1169社のうち830社から回答を得た。県内は666社のうち440社が回答した。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2020年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2020年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から