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多世代同居、危機感増す 家族内クラスター発生

2020年04月05日 13:19
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 県が「家族内クラスター(感染者集団)」との認識を示した新庄市での新型コロナウイルス感染。3世代同居率が全国1位(2015年、17.8%)の県内に衝撃が走った。多世代が同居する家庭は感染リスクを最小化しようと警戒を強めている。

 「新型コロナは縁遠いものではなくなった」。新庄市十日町の農業柴田実さん(74)は妻、娘夫妻、孫3人との3世代7人家族。学校が休みで孫の面倒を見る毎日だ。「家族の絆を強め、助け合う大切さを感じている」と神妙な面持ちで続けた。手洗いや消毒をこれまで以上に励行するとし、県などに感染者の増加に対応できる医療体制の整備を望んだ。

 両親、妻、子ども3人と暮らす同市本町の飲食業の男性(37)は「家族の人数が多いほど、危機意識は高い」としながらも「孫をかわいがってくれる親に、抱っこしないでとは言えない」と困惑する。その分、子どもの行動には目を配り、マスク着用などを徹底するつもりだ。

 酒田市亀ケ崎7丁目、漁師佐藤政二さん(63)は妻と長男夫妻、小学生以下の孫3人との7人暮らし。帰宅時のうがいと手洗いを家族に呼び掛け、外食や買い物などを最小限に抑えている。仕事柄、県外との往来が多く、来月中旬にはイカ釣り漁に出発する。「酒田に残す家族の安全や船内での感染リスクなど、先のことを考えると気が気ではない。絶対に家庭にウイルスを持ち込まないようにしたい」と話した。

 「基礎疾患のある高齢の親と、抵抗力が心配な小さな子どもがいてハイリスク。県内で発生する前から気を付けてきたが、(新庄の感染拡大で)脅威をさらに身近に感じるようになった」。70代の両親、夫(39)、長女(4)、5カ月の次女と暮らす東根市の女性(39)はそう話す。買い物には、いろいろな物に触りたがる子どもは連れて行かず、長居せずに帰る。「大人が感染した場合、誰が子どもの面倒を見てくれるのか。いろんな不安がある」と胸中を明かす。県などの情報提供の仕方についても「自衛ができるようにより詳しい情報を出してほしい」と注文を付けた。
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