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米沢の教習所「一番恐れていた」 予防策実践したが…

2020年04月01日 07:40
教習生の新型コロナウイルス感染が確認された米沢ドライビングスクールに入る保健所職員ら=31日午後4時23分、米沢市花沢
 「一番恐れていたことが起きた」。運転免許合宿の参加者に新型コロナウイルス感染者が出た米沢ドライビングスクール(米沢市)の渡部喜代司社長は、肩を落とした。全国的な感染拡大を受け、予防に向けた各種対策を取ってきたといい、「生徒、同業者に対し責任を感じている。感染を広げないために徹底した対策を取る」と述べた。

 感染した女子大学生は友人3人と運転免許合宿に参加していた。渡部社長は「友人2人の話では(感染した大学生は)入校2日目の25日時点で『具合が悪そうだった』という。発熱はなかったそうだが」と語った。教習車を使った実習は入校初日に始まっており、「ハンドルを握る実習生と助手席に教官、順番を待つ実習生2人(友人)が後部座席に乗った。マスク着用を原則としていたが、不足した時期もあり、着けていない人がいたときもあった」と話した。

 同市内の宿舎から教習所まで女子大学生は送迎バスを利用していた。1回当たり10~20人が同乗していたという。31日時点の約300人の教習生のうち、合宿参加者は約260人で、同校は卒業検定を除く講習をストップし、4月以降に受け付けていた百数十人分の予約も全てキャンセルした。

 友人と東京から同校の合宿に来ていた男子大学生(21)は山形新聞の取材に「(同校側から)朝、新型コロナウイルスの症状に近い人がいると言われた。検査中で教習は中止と伝えられた」と答えた。昼ごろには女性1人が陽性だったと連絡があり、夕方までに宿泊所ごとに説明会が開かれた。約60人と共に参加したという。

 この大学生は「(同校の対策は)かなり配慮されていた」と話す。マスクがない教習生には配布され、教官は常に手袋を着用。教習所内も加湿器をフル稼働し、次亜塩素酸空気除菌もしていた。同校側から「帰宅するかは自己判断」と言われたという。1日には新幹線で東京に帰る予定だ。

 同じく合宿に参加していた宮城県の男性会社員(23)も「(同校側から)体調が崩れた場合の緊急連絡先も伝えられ、できる限りの対策は行われていた」と話した。1日には帰宅し出勤するつもりだという。
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