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首都圏外出自粛~本県出身学生の声 相次ぐ買いだめ/想像以上の人出に違和感

2020年03月29日 11:10
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今週末、首都圏で外出自粛の措置がとられた。都内の繁華街や観光地は人出が減り、本県から進出している飲食店の中には休業を余儀なくされるケースも。本県出身の大学生は日々の生活や就活に支障が出るなど、影響が及んでいる。

 東京都北区の駒込学生会館は男子寮と女子寮で、本県ゆかりの学生約100人が生活しているが、春休み期間に感染拡大が重なり、寮生の姿は半分以下になっているという。

 白鷹町出身の東洋大2年竹田了礼(あきのり)さん(20)は食材の買い出し以外、今週末の外出は極力控える考えだ。スーパーでアルバイトをしており、外出自粛要請があった25日夜以降は客足が一気に増したという。買いだめで冷凍食品やカップ麺などが棚から消え、混乱ぶりを目の当たりにした。感染が拡大する中での帰省については「万が一、山形にウイルスを持って行ったら…という怖さもある。まずは動かずにいた方がいいのかな」と判断している。

 山形市出身の立教大3年槙夏未さん(21)は、就職活動に不可欠な適性検査を予約していたため、池袋へ。自身の中では感染への警戒感が高まっているものの、街は「想像以上に人が歩いていて驚いた」。若年層の危機意識の低さを指摘する声があることも理解しており、旅行へ行ったり、クラブで遊んだりしている同世代がいることには違和感を抱く。

 中央大3年瀬野友太郎さん(21)=同市出身=は自身と同じく、新年度から東京興譲館寮(調布市)に入ることになった弟と一緒に、新生活に必要な家具などを買いに出かける予定だったが、取りやめた。

 春休み早々に帰省した後は、東京で就職活動への準備を本格化させていた。2月は5社ほどの説明会を回ったが、3月以降は参加希望の説明会が相次いで中止に。「本来は志望する業界を絞っていく時期だが」と焦りを感じる一方、「感染予防を徹底し、臨機応変に対応できるようにしたい」と前を向く。

都内出店の酒田の企業「かなり厳しい」
 都内に飲食や物販の5店舗を出す平田牧場(酒田市)は入居ビルの休館に伴い、3店を臨時休業した。営業した2店も通常の2~4割の客入り。新型コロナの影響で落ちていた客足はさらに減った。都内5店を統括する外食小売本部の桜井祐二郎副本部長は「予想はしていたが、かなり厳しい状況だ」と話した。

 とんかつと豚肉料理の玉川高島屋S・C店は本来かき入れ時の午後0時半頃、食事客は数組。桜井副本部長は「いつもは満席になる時間帯だが…」と肩を落とした。来店減少を見込み、店員は通常より減らした。

 東京駅は館内を見通せるほど人通りが少なく、営業しているが品数を絞っている物販店もあったという。構内のエキュート東京店は通常の3~4割の来店しかないが、一定の品数は確保した。桜井副本部長は「お客さまがいるのに商品がないという訳にはいかない。今は来ていただいたお客さまに精いっぱいの対応をするしかない」と話した。
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