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県民ホールの記念イベント延期 開館も先送り

2020年03月28日 07:49
 吉村美栄子知事は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、29日に予定していた山形市のやまぎん県民ホール(県総合文化芸術館)の開館記念式典とコンサートを延期する方針を明らかにした。開館自体も先送りし、今後、改めて時期を決める。また、東京で感染者が急増している状況を踏まえ、東京や関東方面への不要不急の外出については慎重に対応するよう県民に協力を求めた。

 27日に県庁で開かれた県新型コロナウイルス感染症対策本部の第4回会議で延期の方針を示した。現時点で、本県で感染者はいないが、吉村知事は「人の往来は止められない。本県で発生が確認されてもおかしくなく、時間の問題だと思っている」と危機管理の徹底を強調した。

 会議終了後、吉村知事は、開館時期も延期した理由について「コンサートや観劇、視察などで県内外から多くの人が訪れるため」とした。今後の見通しについては「できるだけ早くと思っているが、県民の安全が第一。しっかりと状況を見ながら判断したい」と語った。

 開館記念式典は当初、県内の文化・芸術関係者や市町村長、県議ら約500人が出席予定だったが、約300人に縮小し、席の間隔を1メートル以上(約2席分)離すなどの対策を講じて行うこととしていた。コンサートは一般参加を取りやめていた。

やむなく覚悟の上京
人影がまばらな改札口で、旅立ちを見送る姿も見られた=27日午後1時56分、JR山形駅
 週末に都内での外出自粛要請が出され、県内でも影響が想定される。山形市のJR山形駅では27日、上りの山形新幹線に乗り込む人は通常より少なかった。

 改札口ではローカル線以外の往来はまばらで、新幹線ホームに向かう人の中には一時品薄となったボックスティッシュを抱えた人も。乗客からは「避けられない上京」だとする声が聞かれ、山形市七日町4丁目、主婦木村恵美子さん(70)は「親族の法事が以前から決まっていて欠席できない。マスクや消毒液を多めに持っているから大丈夫」と力を込めた。

 県内での商談を終えた都内企業勤務の男性(59)は「どうしても仕事で来る必要があった。会社では感染経路が不明で、かかっても仕方がないとの声もある。マスク着用や除菌を徹底する」と話していた。
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