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部活動再開、県内歓迎の声 まず体づくり、感染予防入念に

2020年03月24日 07:50
久しぶりの部活動に汗を流す生徒たち=鶴岡市・鶴岡二中
 新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議の見解などを踏まえ、県教育委員会が23日に春休み中の部活動を制限付きで再開する方針を明らかにしたことを受け、県内の学校現場からは歓迎の声が上がった。一方、鶴岡市教委は同日からの活動再開を既に決めており、市内の中学校では感染防止策を講じながら久しぶりの部活動に汗を流す生徒たちの姿が見られた。

 部活動の再開に当たって、1日の活動時間は平日・休日とも2時間以内で休養日を週2日以上確保するほか、小グループで活動し、屋内に多くの生徒が集まることなく、遠征や合宿は実施しないなどさまざまな制限を設けた。柔道などの競技は近距離での対人練習は避け、チームスポーツは人が密集する機会を少なくするなどの方針を示している。文化部でも吹奏楽は楽器を共有せず大人数で演奏しない、合唱は集団活動を行わないなどの留意点も挙げた。市町村教委に同様の対応を要請したほか、スポーツ少年団にも依頼する。

 さまざまな制限はあるものの、山形南高柔道部の田島友幸監督は「部活動をやれる、やれないでは全然違う」と再開決定を喜んだ。テスト期間などを含め約1カ月は活動できていない。「筋力は相当落ちていると思う。体づくりのトレーニングから再開したい」と当面は個々のコンディション向上に時間を費やす方針だ。「手洗い、うがいなどの対策を徹底し、制限がなくなった段階で本格的な練習に移りたい」と今後を見据えた。

 昨年の全国高校選手権(ウインターカップ)にも出場した山形中央高女子バスケットボール部は当面、ディフェンスを置かない攻撃連係の確認やシュート練習などに集中する。茂木卓矢監督は「部活動再開は生徒の精神衛生面から考えても良かった。与えられた状況を踏まえ、割り切って練習していくしかない」と話した。

 山形市高楯中の吹奏楽部は通常であれば春休みの平日は毎日のように活動しており、生徒からは「早く練習したい」という声も聞かれたという。顧問の武田裕子教諭は「市教育委員会と学校の方針決定を待ち、部活動を再開できるのであれば教室を分けたり、生徒同士の間隔を離したりと注意を払いながら練習に取り組みたい」と語った。

久しぶり!鶴岡の中学校、仲間と笑顔で汗流す
 「仲間たちと会えてうれしい」「みんな元気で良かった」。鶴岡市内の中学校では23日、一足早く部活動が再開した。約1カ月にわたって活動を制限されていた生徒たち。元気な掛け声、笑い声を学びやに響かせた。

 市教育委員会によると、この日の活動再開を予定していたのは市内の中学11校中6校(19日現在)。集団感染リスクを下げるための措置を前提にしており、屋内を利用する部は換気の時間を設けながら臨んだ。

 鶴岡二中(碓氷勉校長)では運動部、文化部とも活動を再開。このうちバドミントン部は男子11人、女子19人が集まり、体育館でラケットを振った。志望校合格を報告しようと駆け付ける3年生の姿もあった。

 女子副部長の2年佐藤来海(くるみ)さん(14)は「仲間と一緒だと気持ちが高まる」と喜ぶ。自主トレーニングをしていても、相談相手がいないことが不安だったという。屋外での練習が難しい競技でもあり、男子部長の2年斎藤羽温(はおん)さん(14)は「体育館を使えて、打ち合える相手がいるありがたみを改めて感じた。とても楽しい」と笑顔を見せた。
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