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谷地中心部、開発は15世紀? 河北・城跡調査基に講座

2020年02月27日 14:05
谷地城跡発掘調査をテーマに開かれた歴史講座=河北町・サハトべに花
 「谷地城跡発掘調査」をテーマにした河北町の歴史講座が22日、同町のサハトべに花で開かれた。谷地城の形がこれまでの想定と異なっており、谷地中心部は定説より100年ほど前の15世紀に開発されていたことが報告された。

 発掘調査は町役場新庁舎の建設に伴い、現庁舎北側で、町から委託された県埋蔵文化財センター(上山市)が昨年4~8月に行った。講座は町教育委員会が主催し、地元住民や寒河江市などの近隣市町から約50人が参加した。

 同センターの天本昌希主任調査研究員が解説し、時代別に特徴を説明。谷地地区の開発はこれまで16世紀前半―中ごろに始まったとされていたが、出土品の炭素測定などから15世紀前半―中ごろに100年ほど早まるとした。発掘場所には城の二の丸があったと想定されていたが、最大で幅4メートル、深さ1メートルの溝が発見され、これを二の丸とは断定しにくく、想定されていた城の形と異なる可能性を示唆した。

谷地城跡発掘調査での出土品も展示された
 15世紀中ごろ―16世紀中ごろの柱穴には、穴の中に木の枝が敷き詰められているのが見つかり、全国的にも珍しいとした。天本主任調査研究員はザルツブルク(オーストリア)など中世の面影を残す街並みを例に挙げ「谷地の街並みは谷地城のあった頃から変わっていない」とまとめた。

 会場には出土品が並べられ、講演後に聴講者が見学した。

 同センターは発掘調査報告書を作成中で、3月末に完成する予定。刊行後は町立中央図書館などで閲覧できる。
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