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AI活用、手塚マンガの新作完成 尾花沢出身・あべさんがシナリオ担当で参加

2020年02月27日 09:44
手塚漫画の「新作」でシナリオを担当したあべ美佳さん=東京・音羽
 人工知能(AI)と人間が共同し、手塚治虫の「新作」を作ろうというプロジェクトに尾花沢市出身の脚本家・作家あべ美佳さん(48)がシナリオライターとして参加した。26日、東京・音羽の講談社で完成した新作漫画「ぱいどん」がお披露目され、あべさんは「手塚先生のファンの一人としてファンレター、ラブレターのような気持ちで書いた」と喜びを語った。

 プロジェクトは手塚漫画を学習したAIを活用し、「手塚治虫が生きていたらどんな未来を描くか」に迫った。データ化した膨大な数の手塚漫画のストーリーやキャラクターをAIに学ばせ、プロット(あらすじのもと)と主人公などのキャラクターイメージをAIに生成させた。これを基にあべさんらクリエーター陣が具体的な物語やキャラクターを創った。

 プロットに関しAIが生成したのは時代や場所、主人公の性別・性格などの設定と、「主人公に記憶喪失が発生する」といった幾つかの骨格だけ。ここからあべさんが発想を広げ、世界観のある物語に仕上げた。

 「ぱいどん」は、2030年の東京で、記憶をなくしたホームレスの哲学者「ぱいどん」が小鳥ロボットの「アポロ」と共に事件解決に挑む。近未来の描き方、主人公の謎めいた雰囲気、急展開するストーリーなど手塚色満載。

 小さい頃から手塚漫画のファンだったというあべさんは「最初は手塚先生だったら、どう書くか想像しようとしたが、とてもかなわないから、途中からは手塚先生に楽しんでもらいたいと思って書いた」と語る。講談社が27日に発売する「モーニング」に掲載される物語は前編で、後半も現在制作中。あべさんは「物語がどんどん膨らんでどうしようか考えているところ。楽しみにしてほしい」と話している。

 プロジェクトは半導体大手キオクシアが手塚プロダクションなどと進めてきた。
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