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名力士へ期待、琴ノ若と白鷹山 大相撲春場所の新番付発表

2020年02月25日 09:04
琴ノ若の新入幕を受け、思い出や飛躍に向けた期待などを語る二藤部洋社長=天童市・おーばんホールディングス本社
 大相撲春場所の新番付が24日発表され、本県ゆかりの力士では佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若・尾花沢市出身)の長男琴ノ若(22)=本名鎌谷将且(まさかつ)、佐渡ケ嶽部屋=が新入幕し、白鷹町出身の白鷹山(24)=本名斎藤亨将(りょうすけ)、高田川部屋=は十両復帰を決めた。力士の血を継ぐホープの琴ノ若、苦難からはい上がってきた白鷹山。それぞれの家族や支援者からは、喜びの声があふれた。

「父、祖父を超えていけ」―新入幕の琴ノ若、佐渡ケ嶽親方(尾花沢出身)長男
 佐渡ケ嶽部屋後援会長を務め、食品スーパー「おーばん」などを展開するおーばんホールディングス(天童市)の二藤部洋社長(70)は「母親のおなかにいるころから知っている2代目琴ノ若。いまでも“かっちゃん”と呼んでしまう」と目を細め「立派になった姿を先代親方(元横綱琴桜)に見せてあげたかった」と感慨深げに語った。

 琴桜と親交があり、佐渡ケ嶽親方の仲人も務めた二藤部社長。「孫の成長を見ているようだ」と笑顔を浮かべつつ、さらなる躍進に向けて「我慢」「集中」「継続」の三つの言葉を贈った。「まだまだ“夢の途中”のはず。志は高く、父と祖父を超えていってほしい」と期待を込めた。

 佐渡ケ嶽親方の両親で、尾花沢市に住む琴ノ若の祖父母・今野芳夫さん(83)、とき子さん(81)は孫の活躍に声を弾ませた。芳夫さんは「21歳で十両、22歳で新入幕は息子(佐渡ケ嶽親方)と同じタイミング。とても驚いている」とし「琴ノ若は小さいときから力士になるのが夢だった。みんなに好かれる強い相撲をとってほしい」とエールを送った。

 新番付が発表された24日、スーパー「おーばん」の県内各店舗では祝福の花火が打ち上げられた。とき子さんは「うれしくて涙がボロボロ出た。とても素直な琴ノ若だが、最近は気持ちの面でも成長している様子。目標の三役を目指し頑張って」と、優しいまなざしで語った。

「けがの鬱憤晴らして」―十両復帰の白鷹山(白鷹出身)
 白鷹山は左足首骨折、幕下転落といった苦難を乗り越え5場所ぶりに十両に返り咲く。古里・白鷹町鮎貝の両親は「やっと相撲を十五番取れる所に戻ってきてくれた」と万感の思いで、2度の大けがを克服した不屈の強さをたたえる。

 白鷹山は1月初場所で、西幕下4枚目で6勝1敗と好成績を残した。父英人さん(51)によると、左足首の状態は医師から問題ないとのお墨付きを得て、11月九州場所から体重を約20キロ増やしたという。遅れ気味だった立ち合いのタイミングもつかみ、持ち味の押し相撲に一層の手応えを得た様子だったという。

 2012年に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを経験し、東十両3枚目で迎えた昨年3月の春場所で左足首を骨折。それでもはい上がった。幕内で活躍する炎鵬ら、本人が意識する同世代を追い掛けるためにも春場所は真価が問われる。英人さんは「けがと付き合いながらの取組になるが土俵際の厳しい攻めを追求してほしい」、母妙子さん(50)は「けがの鬱憤(うっぷん)を晴らして」と背中を押した。
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