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感染防止対策、着々と 新型コロナウイルスで県内医療機関

2020年02月23日 12:52
正面玄関で、看護師と事務職員が厚労省が示した「受診の目安」を説明し、手指消毒への協力を呼び掛けている=21日、山形市・県立中央病院
 全国に新型コロナウイルスの感染が広がる中、県内の医療機関や福祉施設で感染防止対策が進んでいる。医療機関では感染が疑わしい人を適切に見極め、診察や治療につなぐため、入り口前で厚生労働省の「受診の目安」を周知しながら応対し、当面、面会禁止措置を講じる所も出始めた。福祉施設も季節性インフルエンザと同様に面会制限を行うなど対策を強化している。本県では22日現在、感染者は確認されていない。

 県立中央病院(山形市)では正面玄関で看護師と事務職員が「受診の目安」を説明し、手指消毒の協力を呼び掛けている。▽風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続くか▽強いだるさや息苦しさがあるか―を確かめ、症状がある来院者には保健所の「帰国者・接触者相談センター」に電話するよう求めている。

 21日現在で来院者が保健所に連絡したケースは1件。同病院医事相談課は「感染疑いのある人が院内に入らないよう水際対策が重要」とし、外来部門の至る所に「受診の目安」を掲示している。

 県病院事業局によると、県立では中央病院のほか、河北病院(河北町)と新庄病院(新庄市)が感染症指定医療機関で、それぞれ対応マニュアルがあり、患者への治療や院内感染防止に備えている。

 山形大医学部付属病院(山形市)は、正面玄関に新型肺炎対策の実施を知らせるポスターを張り、インターホンで発熱などの症状や中国への滞在歴について自己申告を求めている。診察が必要と判断した場合、正面玄関とは別の救急外来の玄関に誘導する。21日からは入院患者への面会を当面禁止した。高度医療を提供する大学病院だけに他の機関と比べて、免疫力が低い入院患者が多く、感染症対策に万全を期している。

福祉施設も対応徹底
 多くの福祉施設でも感染防止対策に力を入れている。特別養護老人ホームながまち荘(山形市)は季節性インフルエンザに準じ、利用者家族の面会制限を行う一方、面会者にマスク着用と手指消毒の協力を依頼。「新型コロナウイルスは実態がよく分からず、正直対応が難しい。マスクの品薄も心配だが、まずはインフルエンザと同様の対応を徹底したい」としている。

◆新型コロナウイルスへの医療機関の対応 診察は県内5保健所(県管理4カ所と山形市)に設置の専用相談窓口「帰国者・接触者相談センター」で電話相談を受け、必要に応じ医療体制が整った県内12カ所の「帰国者・接触者外来」につなぎ診察。治療は感染症指定医療機関となっている県立の中央、河北、新庄の3病院、日本海総合、公立置賜総合の各病院で対応する。
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