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よしだ(山形)の桐本箱がグランプリ 「にっぽんの宝物」工芸・雑貨部門

2020年02月16日 10:47
グランプリ受賞の喜びを語る吉田長芳社長(左)と五十嵐舞子さん=山形市・よしだ
 山形桐箱製造「よしだ」(山形市)の桐製ブックケース「本の正倉院」が、「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」工芸・雑貨部門でグランプリ(GP)に輝いた。全国の逸品の中から頂点に立ち、吉田長芳社長(52)は「3代にわたり受け継いだ技術、思いが認められた」と喜んでいる。本県からは新体験・イノベイティブ部門で東根フルーツワイン(東根市)の「佐藤錦ワイン」「紅さやかワイン」も準GPに輝いた。

 大会は事業者自身によるプレゼンテーション型商談会で、山形放送(YBC)など民間放送局がつくる実行委員会が主催した。全国大会には10地区大会で選ばれた商品が出場し、工芸・雑貨部門は7品、新体験・イノベイティブ部門は5品がエントリー。昨年12月に東京で開かれた全国大会はPR映像上映、プレゼンにより、開発経緯や特徴が紹介された。

 本の正倉院は桐の調湿・防虫効果に着目し、湿気や紫外線、虫に弱い希少本・豪華本の所有者向けに受注生産する。高い技術力を生かし、ふたは着脱が容易ながら高気密だ。手触りの良さや木目の美しさ、木の質感、柔らかい曲線も売り。サクランボ用や贈答用以外の新商品として昨年9月に発売し、自社ウェブサイトで注文を受け付けている。

 相談先の山形市売上増進支援センターY―biz(ワイビズ)から大会を教えられ、吉田社長は「世界に羽ばたく本の正倉院にぴったりの大会」と出場を決めた。プレゼンには社員の五十嵐舞子さん(21)と2人で臨んだ。商品には自信があり、緊張しながらも思いの丈をぶつけると、涙を流す審査員もおり、結果は部門最高賞。吉田社長は「全国的に評価され、桐箱など伝統工芸の再生につながる」と語った。

東根フルーツワインの「佐藤錦ワイン」(右)と「紅さやかワイン」
 東根フルーツワインのワインは地元産サクランボを使用。佐藤錦ワインは爽やかな酸味とまろやかなコクが特徴で、紅さやかワインは優雅な香りと甘みが際立つ。阿部利徳代表は「『海外でも売れる』と評価された。国外での可能性に挑戦したい」と話した。

 各部門GP、準GPが世界大会に進む。今月にシンガポールで予定された世界大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されたが、吉田社長は「山形桐箱を世界に発信し販路拡大につなげる」と話した。県内の他の入賞品は次の通り。

 ▽農産物加工部門=三百年の掟やぶり本醸造(寿虎屋酒造、山形市)▽スイーツ部門=りんごと糀(こうじ)のチーズクリーム Mochi&Monaka(絣屋、山形市)▽工芸・雑貨部門=mokuhen(佐藤工芸、天童市)
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