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「黒森歌舞伎」に大きな拍手 酒田・雪のない正月公演

2020年02月15日 22:45
本狂言「義経千本桜」などが上演された黒森歌舞伎の正月公演=酒田市・黒森日枝神社
 江戸中期から酒田市黒森地区に伝わるとされる県指定無形民俗文化財「黒森歌舞伎」の正月公演が15日、黒森日枝神社で始まった。本狂言では10年ぶりに「義経千本桜」が上演され、会場を埋めた観客から大きな拍手が送られた。

 「義経千本桜」は源義経に関する伝説などを題材にした演目。この日は、昨年11月にポーランドで演じた「伏見稲荷鳥居前(ふしみいなりとりいまえ)の場」のほか、平知盛(とももり)が義経一行を討ち取ろうとする「摂州渡海屋(せっしゅうとかいや)の場」を披露した。「伏見稲荷-」では、追っ手の早見藤太(はやみのとうた)らのコミカルなせりふや動きに笑いが起き、義経の家臣でキツネが化けた佐藤忠信(ただのぶ)が藤太を討ち取る場面では、観客が次々とカメラのシャッターを切っていた。

 本狂言に先立ち、黒森小児童による少年太鼓や少年歌舞伎も行われた。

 「雪中芝居」とも呼ばれる同公演だが、この日は時折冷たい風が吹く程度。ともに同市若浜町の主婦佐藤志穂さん(48)と工藤則子さん(56)は初めて正月公演を鑑賞したといい、「雪が降っているともっと雰囲気が出るのかもね」としつつ「とにかく感動した。若い人たちも頑張っていて酒田の誇りだと思う」と話していた。

 黒森歌舞伎は地元住民でつくる組織・妻堂連中(さいどうれんちゅう)(五十嵐良弥座長)が継承している。正月公演2日目の17日の本狂言は「摂州大物浦(せっしゅうだいもつのうら)の場」を予定。3月8日から同市の希望ホールで行われる酒田公演では「摂州渡海屋の場」と「摂州大物浦の場」を上演する。

関連写真

  • 本狂言「義経千本桜」などが上演された黒森歌舞伎の正月公演=酒田市・黒森日枝神社
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