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三井屋工業(愛知)が米沢進出へ 自動車部品1次サプライヤー、21年春の操業めざす

2020年02月13日 07:25
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 自動車部品製造の三井屋工業(愛知県豊田市、野口明生社長)が、米沢市に新工場を建設する方針を固めたことが12日、関係者の話で分かった。同社は自動車メーカーと直接取引する1次サプライヤーで、新工場では主にタイヤを覆うフェンダーに装着される「ライナー」を製造、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)などに供給する。2021年春の操業開始を目指す。

 三井屋工業は、新工場で当初10~20人の雇用を見込み、材料の現地調達も計画しているという。新たな自動車部品1次サプライヤーの立地による、県内産業への波及効果が期待される。

 関係者の話を総合すると、立地場所は米沢市の八幡原中核工業団地で、分譲されていない区画に工場を建てる。製造予定のライナーは繊維系材料で、タイヤが発生源となる騒音、タイヤが跳ね上げる小石や水がボディーにぶつかることによって発生する異音を吸収、低減する。トヨタのレクサスやプリウスなどに採用されている。

 三井屋工業は山形新聞の取材に「関東・東北の自動車メーカーに製品を幅広く安定的に届ける体制を整えるため、東北に拠点を整備する」と答えた。

 県は県外からの企業誘致と、自動車産業など成長期待分野への県内企業の参入促進・取引拡大に力を入れてきた。16年には自動車用防振ゴム大手の住友理工(愛知県)が県による誘致で八幡原中核工業団地に進出している。

◆三井屋工業 1947(昭和22)年、名古屋市に三井屋商店として創業し、53年にトヨタ自動車との取引を開始。63年、現社名に改称した。2018年に中小企業の事業承継を支援するセレンディップ・コンサルティングの完全子会社に。豊田市に3工場、福岡県に九州工場を持ち、トヨタ車のトランク内装部品の7割を生産している。資本金7500万円。従業員数215人(20年1月末)。19年3月期の売上高は83億2500万円。
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