山形中央高、強い名門の系譜 冬季国体スケート&アイスホッケー、少年女子1000で高橋は2位

2020/2/3 14:14
〈少年女子2000メートルリレー決勝〉山形中央高のアンカー小坂凛(左)が3走真野美咲からトップでバトンを引き継ぐ=青森県八戸市・YSアリーナ八戸

 第75回国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会「氷都新時代!八戸国体」は最終日の2日、青森県内で各競技が繰り広げられた。スピードスケートは八戸市のYSアリーナ八戸で12種目の決勝を行い、県勢は2000メートルリレーで、少年女子の山形中央高(古川幸希、高橋侑花、真野美咲、小坂凛)が連覇した。

 成年男子の県選抜(椿尚大、由井直樹、佐竹柊真、森重航)と少年男子の山形中央高(小谷駿太朗、福田響、森野太陽、桜井俊太朗)はそれぞれ3位に入り、成年女子の県選抜(山口亜実、秋田玲菜、古川智洋、鈴木杏菜)は5位だった。

 成年女子3000メートルではウイリアムソン・レミ(大東大・山形中央高出)が準優勝し、鈴木(信州大・同)が6位。少年女子1000メートルは高橋が2位、真野が4位、少年男子5000メートルは森野が2位、関口佳弘(山形中央高)が7位だった。少年男子1000メートルは桜井が4位で福田が5位、少年女子3000メートルも小坂が4位で福田琴音(同)が5位。成年男子1000メートルの椿(日大・山形中央高出)は8位だった。

 本県はスケート競技会で過去最多タイとなる競技得点123点を獲得した。参加得点10点を加えた天皇杯得点は133で、男女総合成績の順位(本県が出場していないショートトラック、フィギュアを含む)は前回と同じ3位。女子総合得点は78で2位だった。アイスホッケー競技会も合わせた天皇杯順位は4位となった。

勝利あるのみ―少年女子2000リレーV2

 やはり強かった。少年女子2000メートルリレーで連覇を成し遂げた山形中央高だ。今大会は個人種目で優勝を逃しており、メンバーは「『絶対に勝つ』という気持ちはどこにも負けない」。勝利を渇望し続けたからこそ、先月の全国高校選手権に続く栄冠を手にし、4人の表情には喜びよりも安堵(あんど)の色が広がった。

 プライドと意地でつかんだ勝利だ。高校選手権を制した時と同様、エース小坂凛を筆頭に、高橋侑花と古川幸希の力のある2年生、成長著しい1年生真野美咲がメンバー。いずれも個人種目は悔しい思いをしただけに、このレースに懸ける思いは強かった。

 1走の古川は500メートルで僅差の2位。なかなかかみ合わなかったというスタートダッシュがリレーでは決まった。「いくしかない」。持ち前の爆発力で一気に首位に立って2走の高橋を勢いづかせた。

 この日の1000メートルで準優勝した高橋だが、ラスト勝負で抜ききれず不本意な出来だった。リレーでは中継ゾーンで他の選手と接触して転倒しかけたが「絶対にバトンはつなぐ」と必死に踏ん張って3走の真野へ。

 高校選手権の1000メートルを制した真野は、国体では複数が同時に滑るシングルトラックに苦戦したが、このレースでは安定した動きでトップをキープし「自分の役割を果たせた」とにこやかだ。

 「考えていたのはトップでゴールすることだけ」とアンカーの小坂。一度は長野の選手に抜かれたものの、小回りをきかせることを意識して2番手で最終コーナーに入ると「思った以上にスピードに乗れた」。出口付近でトップを奪い返しそのままゴール。0秒08差で長野を振り切った。

 「最強」を証明したヒロインたち。高校選手権に続いて頂点に立ち、小坂は「伝統を守ることができた」とほっとした表情でつぶやく。引き継がれる名門の証明。高橋と古川は「これからは自分たちが頑張らないといけない。もっと力を付けて勝ち続けたい」と気を引き締め、さらなる飛躍を期した。

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