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2425万円詐取、ローン無断使用 鶴岡信用金庫の元管理職、発覚後に自宅で自殺

2020年01月20日 07:36
元職員の不祥事について陳謝する佐藤祐司理事長(右から2人目)ら=鶴岡市・鶴岡信用金庫本部
 鶴岡信用金庫(鶴岡市、佐藤祐司理事長)は19日、同金庫の管理職だった40代男性が在職中に顧客12人のカードローンや消費者ローンを無断で使用し、同金庫から現金をだまし取っていたと発表した。現時点で判明しているローン残高は計約2425万5千円で、被害額はさらに増える可能性がある。顧客に金銭的な被害はない。

 同金庫によると、元管理職は2007年3月から今月10日までの間に無断使用を繰り返したとされ、事件発覚後の今月13日に自宅で自殺した。無断使用されたのはいずれも元管理職の庄内地方在住の友人・知人、親類、取引先が元管理職からの誘いなどで開設し、休眠状態だったローン用の各口座。元管理職は、飲食や趣味の釣りなどに伴う借金の返済や、宝くじ購入などに充てるために顧客のローンを使い、偽装した伝票で現金を出して着服したとされる。同金庫は原則として、ローンに関する通知を契約者に郵送しているが、元管理職は「自分が投函(とうかん)する」と偽り郵便物を隠蔽(いんぺい)するなどして、発覚を免れていたらしい。

 顧客の一人で、酒田市在住の女性が今月10日、同市内の支店を訪れて預金を確認した際、身に覚えのないローン残高に気付き、不正が発覚。元管理職は当時、同支店に在職中で、同金庫の内部調査で無断使用を認めた。同金庫は「(元管理職は)30年近く勤続して知識や信頼があり、部下も疑念を持たずに現金を出す手続きに応じた」としている。同金庫は鶴岡署に事件を通報し、対応を相談している。全容が明らかになった時点で上司ら役職員を処分する方針。元管理職は、死亡によって退職扱いとなった。

 佐藤理事長らが19日に同金庫本部で会見し、陳謝した。同金庫では、別の元職員が在職中に顧客の口座を解約し、払戻金をだまし取った問題が18年11月に発覚した。相次ぐ不祥事に佐藤理事長は「再発防止策を講じたばかりのことで、残念でならない。責任の重さを痛感している」と述べた。
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