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「樹氷」の“名付け親”旧内務省職員でした 「シルバー・ソー」を和訳

2020年01月17日 08:55
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 「樹氷」の“名付け親”は旧内務省職員。蔵王周辺などの自然環境を調べている山形大の柳沢文孝教授(環境科学)は16日、「樹氷」という言葉について、もともと英語名で紹介されていた「シルバー・ソー」を和訳したのは、1877(明治10)年12月当時の内務省地理局職員とみられると発表した。

 樹氷という言葉は少なくとも78年1月以降から公文書などで使われているが、誰が、いつ、訳したかは分かっていなかったという。

 柳沢教授によると、シルバー・ソーは雪氷が溶けた銀色の物を意味し、73年、ウィーンの万国気象会議で決まった。これまでの調査研究で、気象観測を行っていた内務省地理局の78年1月の気象月報から、「シルバー・ソーは樹氷」との注釈が付けられていたことは確認されていた。

 今回、山形大付属図書館に所蔵されていた、内務省の気象観測に関する年報を調査したところ、77年7月から78年6月の期間を記した年報に、気象月報を78年1月から体裁を一変したとの記述があり、このタイミングで同省が注釈を加えたと考えられるという。

 柳沢教授は「78年1月から大きな変化が起こったということは77年12月ごろに地理局内で訳語が決められたとみられる」と説明。当時の地理局測量課の課長職に英語が堪能だったとされる荒井郁之助という人物がおり、「荒井課長の影響が大きかったのではないか」と柳沢教授は推察している。
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