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降らぬなら運び込め、雪2000立方メートル 蔵王ジャンプW杯大会成功へ一丸

2020年01月12日 12:19
助走路の除雪に汗を流す自衛隊員や県スキー連盟の関係者=山形市蔵王ジャンプ台(クラレ蔵王シャンツェ)
 雪不足でスキーのジャンプワールドカップ(W杯)女子蔵王大会(17~19日)の開催が危ぶまれた山形市蔵王ジャンプ台(クラレ蔵王シャンツェ)は、会場外から雪を運び込むことで一定量が確保できる見通しとなった。11日にはコース整備などを支援する陸上自衛隊第20普通科連隊(東根市・神町駐屯地)の隊員の作業も始まり、関係者一丸となって大会の成功に奔走している。

 深刻な雪不足を受け、大会実行委員会事務局の市は対策を迫られた。人工降雪機を運用する案は、気温が十分に下がらないなどの理由で断念。県の許可を得て、冬季閉鎖されている山岳観光道路「蔵王エコーライン」から雪を運び込むことにした。

 雪の運搬は8日に始まった。除雪ロータリーを使い、路上に積もった雪を10トントラックに積んで往復させる。12日までの5日間で2千立方メートルを運ぶ計画だ。搬入した雪は圧雪車でジャンプ台の着地斜面に広げ、開催の目安となる圧雪状態で積雪30センチ以上となるよう整備できるめどが立った。開催の可否は当日の気象条件も含めて判断される。市によると雪搬入の関連予算は970万円程度を見込んでいる。

 今回で9回目となるW杯蔵王大会。丸田徹競技委員長は「これほど雪が少ない年は今までなかった」とする一方、「海外の試合では外部から雪を運んで整備するケースはよくある。しっかり整備できれば問題はないと思う」と話し、佐藤泉市スポーツ保健課長は「関係者全員が全力で準備に取り組む」と、難局を乗り切る姿勢を強調した。

 自衛隊員でつくる協力隊は37人が作業に当たる。永岡義也隊長は「関係機関と調整を図り、効率的にジャンプ台を整備して選手に喜んでもらえるようにしたい」と意気込み、県スキー連盟の関係者とともに助走路の除雪などに取り組んだ。

坊平クロカン予定通り実施
 一方、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場では11日、県総合、県高校、県中学大会の距離のフリーが予定通り行われた。青空の下での開催となったが、競技に必要な積雪は確保。選手たちは周囲の声援を受けて熱戦を繰り広げた。
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