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【モンテ】2019検証、来季へ(下) 「育成重視」取り組みの成果

2019年12月14日 13:12
ルーキーとしてリーグ戦、プレーオフの全試合に出場したMF坂元達裕=8日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
 今季は若手の飛躍が目立った。クラブは2018年に策定した3カ年の中期経営計画で、育成を重視する強化方針を明示したが、その取り組みが一定の成果につながり始めたようだ。

 中期経営計画では、フロントとしてのチームづくりの指針を示した。選手獲得は主に18~23歳とし、成長を促しチームの核とする流れだ。屋台骨となる中堅層の補強では、主力移籍に伴う代替と、高い経験値、独自の持ち味の三つを判断材料にしている。

 今季の補強は20代のMF井出遥也らが軸になり、他に新人や期限付きでJ1の若手が加わった。昨季からの中堅選手を土台に、プロ2年目のDF熊本雄太が主力の座を譲らず、数少ないベテラン層のMF本田拓也らは要所で経験値の高さを見せた。

 チームの顔となったのは大卒1年目のMF坂元達裕。ドリブル突破を武器に、リーグ戦全42試合とJ1参入プレーオフ(PO)2試合に出場した。また、J1・FC東京から育成型期限付き移籍で加入したDF柳貴博は、成長を遂げた22歳。時には指揮官にハッパを掛けられながら、シーズン半ばで定位置を奪取し、坂元との右サイドは終盤戦の強みになった。

 クラブ初の高校生プロとなったDF半田陸も今季、リーグ戦を経験した。若手の押し上げでポジション争いが激化し、チーム力の高まりに結び付いた。「成長できる」という印象が広まれば、今後の人材発掘やクラブ間競争で有利に働く可能性は高い。

 リーグ最終節後に開かれたスポンサー向けイベントで、相田健太郎社長は「育成に力を入れる。(他クラブへの)キャリアアップは悲しいことに思えるかもしれないが、意志を持って取り組む」と来季以降の方針継続を明言した。財源に限りがある上、名のある選手を獲得しさえすれば強くなるという考えは、群雄割拠のJ2では通用しないだろう。その意味でも、プランに沿った来季の選手編成は最大の注目点となる。

FC東京から育成型期限付き移籍で加入し、成長を示したDF柳貴博=10月27日、天童市・NDソフトスタジアム山形
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