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芝生無残…イノシシ次々 山形・ジャバ周辺、餌探しか?

2019年12月12日 10:29
イノシシにより芝生の大部分が掘り起こされている芋煮広場=山形市馬見ケ崎プール「ジャバ」
 山形市民の憩いの場である市馬見ケ崎プール「ジャバ」の公園が、イノシシに荒らされている。せっかくの芝生が広範囲に掘り起こされ、無残な状態に。市は猟友会による捕獲を進めているが、それ以上に被害は拡大しており食い止められない状況だ。周囲を散歩する市民なども多く、人的被害の懸念も。市は各所に張り紙などをして注意を呼びかけている。

 被害を受けているのは、ジャバ西側にある「芋煮広場」(約5千平方メートル)と、遊具などがある東側のジャバランド(中央広場、約7千平方メートル)。いずれも敷地面積の3分の1ほどの芝生が約10センチの深さで掘り起こされており、異様な光景となっている。明確な目撃情報はないものの、残る足跡からイノシシの仕業とみられている。

 市と管理事務所によると、被害は10月から確認され、11月から目立つようになった。事務所職員は「こんなことは初めて。状況からしてかなりいるのではないか」と不安を口にする。市の依頼を受けた地元猟友会が周辺の山にわなを仕掛け、イノシシを捕獲しているが、それ以上に被害が拡大し、追い付かない状況という。

 芝生の復旧も課題だが、管理する市公園緑地課は「今の段階で、全面張り替えは厳しい」と困り顔。「雪が降れば、イノシシの被害も落ち着くはず。一冬は状況を見た上で、使える芝生は使い広場を元に戻したい」としている。

 イノシシは明治以降、県内で絶滅したとされたが、地球温暖化などの影響で県外から入り込み、現在は県内全域に生息域を拡大しているとみられる。

 県みどり自然課などによると、県内には2017年度末時点で、5300頭が生息していると推定されている。18年度の捕獲数は1575頭で前年度の1.8倍に増加しているが、繁殖に歯止めがかからない。

 近年はイノシシが市街地に出没するケースも出てきている。ジャバの場合、裏手に広がる愛宕山周辺にも生息していると考えられ、今回のケースでは、餌のミミズなどを探すため地面を掘り返したとみられる。

 イノシシは昼夜を問わず活動し、日中に人と出くわす危険性がある。県は不用意に草むらややぶに近づかず、イノシシを見かけても刺激しないように注意喚起している。鈴やラジオなど音で存在を知らせることも有効だという。

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