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国宝土偶全5体を再現 新庄神室産高生の3Dプリンター班、舟形町役場に展示

2019年12月03日 13:56
完成した土偶を前に制作時のこだわりを語る(左から)庄司真央さん、野崎俊輝さん、五十嵐拓真さん=舟形町役場
 新庄市の新庄神室産業高(佐藤睦浩(よしひろ)校長)の機械電気科の生徒が、舟形町の「縄文の女神」をはじめ、国宝に指定されている縄文時代の土偶5体の精巧な実寸大レプリカを制作した。2年がかりの取り組みで、昨年贈った縄文の女神に続き、本年度は残る4体を完成させた。11月29日に同町に寄贈し、全5体が勢ぞろい。2日から町役場で展示を始めた。

 まちおこしの一環で、土偶を町内の公共施設に展示したいと考えた町が同校に依頼した。「縄文の女神プロジェクト」と題し、同科3Dプリンター班の生徒が昨年度から実習の一環で制作を進めてきた。本年度は菅智幸教諭の指導の下、3年の庄司真央さん(18)野崎俊輝さん(17)五十嵐拓真さん(18)が担当した。

 今回出来上がったのは、中空土偶(北海道函館市)合掌土偶(青森県八戸市)縄文のビーナス(長野県茅野市)仮面の女神(同)の4体。町職員が各地に足を運んで収集した3Dデータを基に、約250時間をかけて土偶の原形をプリンターで出力。生徒たちは写真や資料を参考にしながら、精巧なレプリカを仕上げていった。丹念にやすり掛けをして表面を滑らかにし、約1カ月をかけて油絵の具で塗装し、実物の色味に近づけた。

 生徒3人と菅教諭、佐藤校長が町役場を訪問し、森富広町長に土偶4体を手渡した。生徒は工程を振り返り、「絵の具を使った塗装は初めて。独特の風合いを出すのがとても難しかった」「細部までこだわり、実物に近い仕上がりになったと思う」などと苦労した点やこだわりを説明した。

 森町長は出来栄えに大満足の様子で、「全ての国宝土偶がそろったのは感無量。ここまで精巧に仕上げてくれた高校生にとても感謝している」と笑顔で話した。
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