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供養カードを考案 東北芸工大生の菊池さん

2019年11月14日 21:10
東北芸工大4年菊池みなとさんが考案したロス供養コミュニケーションカード「ぴりか」
 東北芸術工科大4年菊池みなとさん(22)=東根市=が卒業制作として、墓石製造販売のナイガイ(山形市、米本泰社長)とロス供養コミュニケーションカード「ぴりか」を作り、14日に発売した。ゲーム形式で悩みと失った人やモノのことを話し、参加者に助言してもらうことで悩みや悲しい気持ちを供養できる。若者の中でタブー視されるさまざまな供養を身近に感じてほしいとの願いがある。

 企画構想学科で学ぶ菊池さんは高校2年時に母を病気で亡くし、供養について考えるように。友人と話すと若者は供養をタブー視していると実感。気軽にロス、供養について語る場をつくるため、コミュニケーションツールとしてカードゲーム作りを思い立った。

 今年4月から米本社長らの協力を得て開発。「悩みや悲しい気持ちにピリオドを打つカード」として「ぴりか」と名付けた。「ロス」は若者を中心に何かを失った時に使われる言葉だ。

 「ぴりか」は54枚組。遊び方は、まずオーナーが自分の悩みを提示し、全員にカードを3枚ずつ渡す。悩みは人の死に限らず、何でも良い。参加者は悩みの解決に不適切な手札を1度だけ交換できる。後は参加者が順番にカードを出し、オーナーに解決策を助言。自分の思いとは別のカードしかなくても、それを基に無理にでも発言する。面白アドバイスには笑いが生まれ、時に楽しく、時に真剣に悩みと向き合える。

 文言は「喪に服す」「出家する」など供養に関するものから、「リサイクルショップに売る」「ダンスパーティーを開催する」「SNSで発信する」など面白アドバイスにつながりそうなものまで幅広い。若者ら100人へのアンケートで決めた。デザインは学友2人が担当。体験会では参加者から好評を得た。

 発表会を14日、同市城西町5丁目の終活設計カフェで開き、菊池さんは「供養は前を向く第一歩。ぴりかで遊び身近に感じてほしい」と話し、米本社長は「供養する機会の減少は業界の課題。解決につながる商品を作れたのは菊池さんの力が大きい」と語った。

 【メモ】ぴりかは1箱1650円。ぴりかウェブサイトやカフェ隣の終活設計ナイガイで販売する。問い合わせは同社023(645)3232。

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  • ロス供養コミュニケーションカード「ぴりか」を考え、デモンストレーションする東北芸工大4年菊池みなとさん(中央)=山形市・終活設計カフェSHIKI

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