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対マレーシアの県産果物輸出が好調 18年度35トン、5年で1.8倍

2019年11月10日 11:24
マレーシアへ輸出するリンゴを確認する現地のバイヤー(右)ら=朝日町
 県国際経済振興機構が支援するマレーシア向けの県産果物の輸出が好調だ。朝日町産のリンゴを中心に、2018年度の輸出量は35.2トンと過去5年間で1.8倍に伸び、国・地域別の輸出量でトップとなった。取り扱う果物の種類も増え、19年度はさらに伸びる見通しだ。

 マレーシアで日本食品の輸入販売を手掛けるJMGトレーディングの担当者が先月23、24の両日、村山、置賜、庄内の各産地を回り、果物の生育状況や出荷準備の様子を視察し、商談も行った。朝日町のJAさがえ西村山果実流通センターを訪れたゼネラルマネジャーのチョイ・プイ・ハーさんは「朝日町のリンゴは味の評価が高い」と話し、船便による輸送で果実が傷まないよう、箱詰めの状況も確認していた。

 日本産果物は安全で品質が高いとして中華系富裕層での購買意欲が強い。贈答用としても好まれ、同社が取り扱う県産果物の種類は年々増えている。リンゴは1玉200円、シャインマスカットは1房6千円程度と値は張るが、特に人気が高いシャインマスカットは値札を見ずにかごに入れる客もいるという。

 同機構がマレーシアでの販促活動を始めたのは13年から。リンゴを軸に、サクランボ、ブドウ、メロン、桃、ラ・フランス、柿と種類を増やし、果物に関しては、これまで国・地域別でトップだった台湾を追い抜き、輸出量全体の約4割を占める。今年は特に桃の取り扱いが伸び、JMGからは、他産地から輸入していた品種について、本県産に代えたいとの打診があるという。輸出が好調な背景に関し、同機構は「県内産地の担当者が自らマレーシアでのプロモーションに参加し、バイヤーに対応していることも要因」とする。

 現地での山形の認知度はまだ高いとはいえないが、県産果物が決まった時期に並ぶことで、徐々に浸透しつつある。同機構は「マレーシアの富裕層は旅行で日本の大都市圏を既に満喫し、地方に目を向け始めている。県産果物を通して山形をPRし、観光にもつながれば」と、インバウンド(海外からの旅行)拡大にも期待している。
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