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天童古城、築城前に大規模造成か 市教委、27日に現地説明会

2019年10月25日 09:22
主郭西側での調査成果を解説する大類誠さん。足元にあるような岩や礫が多数見つかった=天童市・舞鶴山
 天童市の舞鶴山で実施されている天童古城の主郭(しゅかく)跡発掘調査で、築城を前に大規模な造成工事が行われたとみられることが24日、市教育委員会調査班への取材で分かった。山の形を変えるほどの一大プロジェクトで、城主・天童氏の権力の強大さを示すという。市教委は27日に現地説明会を開く。

 天童古城は、天童氏が戦国時代に本拠とした県内最大の山城。1584(天正12)年、山形城主・最上義光の攻撃を受け落城した。強大な権力を誇った城跡、落城した際の焼け跡の発見に注目が集まる。

 主郭は現在愛宕神社がある舞鶴山の頂上付近。東側が一段高くなっており、敵を監視する物見櫓(やぐら)があったと推測される。櫓台は盛り土で造成されたとの説が有力だった。

 調査班が本年度、主郭西側を掘り進めたところ、旧地表面が低く傾斜しており、大きな岩や礫(れき)が多数確認された。同種の岩は櫓の地層からも出土しており、ここから出た岩で西側を埋め立て、平たんな曲輪(くるわ)を造成したとの結論に至った。主任調査員の大類誠さん(64)いわく「櫓台は削り残しの丘陵」で、地形を変える大土木工事により、櫓台と曲輪の造成を並行して進めていた。

 一方、昨年度までの調査で見つかった空堀とされた遺構は、井戸跡と判明。天童古城は至る所に設けた曲輪、斜面を削り崖にした切岸(きりぎし)で防御性を高めていたとされる。本年度の調査は11月1日で終了。4年目となる来年度は、城の建物跡や遺構、庭園の検出が焦点という。

 現地説明会は午前9時半から。山頂駐車場から愛宕神社周辺(発掘現場)まで徒歩15分ほどかかる。問い合わせは市教委生涯学習課023(654)1111内線833。
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