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マスク、耳の痛み減らします エスアンドケイ(米沢)が特許を取得、本格販売

2019年10月20日 10:34
「イヤピー」の販売を本格化させるエスアンドケイの相田正人社長=米沢市
 プラスチック成形加工のエスアンドケイ(米沢市、相田正人社長)は、マスク着用時の耳の痛みを軽減する自社開発製品「イヤピー」の本格販売を開始した。4年前に販売を始めて少しずつ販路を広げてきたが、今年1月に特許を取得したことを受け、新事業のさらなる拡大に乗り出す。

 1980年設立の同社の主力製品は、大手企業から受注する補聴器のケースや、通信機器などの関連部品。景気の波の影響を最小限にとどめようと、相田社長(57)が15年ほど前から独自製品の開発を考えていた。

 マスク着用時の痛み軽減というニーズには、何げない従業員の声で気付いた。プラスチック加工の経験から、その時すぐに製品のアイデアが思い付いたという。耳の裏にフィットするC字形で、溝になった部分にひもを通す。素材には哺乳瓶の吸い口などにも使われる医療用エストラマーを使い、肌への負担も少なくした。水洗いやアルコール除菌もできる。開発には、補聴器メーカーなど取引先の協力もあった。

 製品完成後、マスクを毎日使用する介護施設などに配布すると反応は上々。イヤホンのコードを通すという別の利用法も発見した。知人の紹介で、マスク姿の物まねで人気を集めた女性タレントのざわちんさんとも契約してPRを開始。東京や大阪などの展示会にも出展して注目を集めた。2015年春にドラッグストアやコンビニエンスストアの一部店舗などで販売を開始。1商品しかないことで問屋の壁は厚かったが、地道に商品をアピールし徐々に販路を広げた。「需要はある。まずは知ってもらうことが必要」と今年、特許取得後にPR会社とも契約。ネット通販にも力を入れ始めた。

 1セット550円で、子ども用から耳の大きな男性用まで4サイズを展開。これまで6万セットを販売しており、100万セットの販売を目指す。相田社長は「会社名が入った商品が世の中にあることで、従業員のモチベーションも上がっている。将来的には別の独自商品も作りたい」と意気込む。
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