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県内避難所「ただ事じゃない」 連休暗転、台風19号で眠れぬ夜

2019年10月13日 08:42
避難所に集まり台風19号のニュースに見入る市民=12日午後7時24分、山形市楯山コミュニティセンター
 台風19号の接近で、県内でも12日夜までに、けが人や建物被害、停電などが確認され、空の便を含む交通網も影響を受けた。山形市や置賜地方で1万4千世帯以上の4万2千人超に避難勧告が出され、避難所に身を寄せた人たちは強まる風雨の中、不安な一夜を過ごした。本県に最接近するのは13日未明から早朝とみられ、引き続き警戒が必要となっている。

 県内では12日午後以降、各地で避難所が開設され、高齢者らが集まり始めた。県によると、同日午後9時現在で少なくとも26市町村が217カ所に設置し、計37人が身を寄せた。

 「ただ事じゃない」。最上町の旧瀬見小に避難した同町大堀、無職伊藤慶子さん(77)はテレビに映る台風の威力を見て不安を募らせた。自宅から山や川が近く、近所と声を掛け合って来たという。本県沖を震源とする6月の地震で被災した鶴岡市沿岸部では、毛布や食料を持参した人たちが避難所に相次いで訪れた。温海地区の公民館に夫(86)と来た女性(83)は「足の具合が悪く不安だった。何事もなく過ごせたらいいのだが…」と話した。

 米沢市の置賜総合文化センターには、社会福祉法人仁慈の会のグループホーム入居者と職員ら約10人が避難。石沢薫事務局長は「施設が松川の近くにあるため、万が一のことを考えた。夜中の避難は危険なため、早い段階から避難所を開設してくれて助かった」と話した。山形市の楯山コミュニティセンターでは、警戒レベルが「避難準備・高齢者等避難開始」となった午後4時ごろから、住民が増え始め、同7時半ごろには11人が心配そうにテレビを見つめていた。エリアメールを見て来たという同市十文字の農業男性(70)は「川が増水する前に家を出ようと思った。台風で避難するのは初めて」と話した。

 県などへの取材では、12日午後9時半現在、山形、米沢、南陽、高畠各市町が計1万4800世帯、計4万2850人に避難勧告を出した。対象は、山形が市東部を中心に4558世帯1万2331人、米沢が板谷地区の37世帯55人、南陽は市内全域の土砂災害警戒区域2535世帯7232人、高畠が町内全域の7670世帯2万3232人。
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