県内ニュース

マツタケ不作、がっかり 県内、価格急騰「ここ10年で最悪」

2019年10月09日 08:42
今年は不作のマツタケ。品薄のため値段が例年の2倍以上に跳ね上がっている=高畠町・フレッシュマートたねや
 秋の味覚マツタケが今年は不作だ。県内の主要産地である高畠町の直売所には例年より10日ほど遅れて登場したが、関係者によると入荷量はいつもの10分の1程度で、値段は2倍以上に跳ね上がっている。9月の雨不足が影響しているとみられ「ここ10年で一番悪い状況」と嘆いている。

 「マツタケありますか」―。置賜各地からマツタケを仕入れる同町上和田のフレッシュマートたねやを訪ねると、ひっきりなしに問い合わせの電話が鳴っていた。だが、店員の佐藤守重さんの表情は暗い。「品薄で発送は断っている。どうしようもない」とため息をついた。

 例年であれば店頭がマツタケであふれる時期だが、今年はすかすかだ。贈答用を買い求めた川西町の50代男性は、量りに表示された100グラム1万2千円の値に「高いなぁ」と困り顔。県外から訪れた客は「もっとたくさんあると思った」と残念そうに店を後にした。

 佐藤さんによると、マツタケの生育に必要なのは20度前後の気温と水分。9月の降水量は山形地方気象台の統計開始以来、長井や小国で最も少なくなるなど記録的な少雨だった。同町和田地区の稲子まつたけ山で7日にマツタケ狩りをした天童市の40代男性は「土が乾燥していた。これから雨が降ったとしても収量の回復は望めないね」としょんぼりした。

 マツタケ料理を提供する店も大打撃だ。同町福沢の割烹旅館よしのやでは仕入れが困難なことから、恒例のコース料理を出せないでいる。女将の佐藤百合子さんは「お客さまに『今年は諦めてほしい』と伝えるのが心苦しい」と肩を落とした。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から