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悲願へ挑む~ワイヴァンズ(下) 優勝経験、力試される

2019年09月20日 11:53
今季から指揮を執る河合竜児ヘッドコーチ。B2優勝を果たした指導力を山形に還元する
 新しくパスラボ山形ワイヴァンズのヘッドコーチ(HC)に就任した河合竜児氏。2017~18年シーズンにBリーグ2部(B2)の福岡を優勝に導いている。東島奨アシスタントコーチ(AC)は河合HCとともに福岡で戦い、昨季はB1を制したアルバルク東京でACを務めた。リーグ優勝経験を持つコーチ陣の指導力に期待が懸かる。

 河合HCは現役時代に実業団のオーエスジーに所属。コーチ歴は長く、11年に旧bjリーグの浜松・東三河(現・三遠)で指揮を執り、信州のHCなどを経て17~18年シーズンに当時B2の福岡をB1昇格へと導いた。

 河合HCは会見や練習時の取材で「早く結果を出したいが、まずはチームの土台を固めることが先決」と繰り返す。B1昇格はB2所属チームが掲げる目標だが、目の前の勝利と同様に選手の育成が重要と考えている。リーグ戦を勝ち抜いているチームほど育成に力を入れているからだ。

 河合HCと東島ACが目指すのは全員バスケ。積極的な守備から流れを呼び込み、外国人選手を含め連動性の高い攻撃を戦術の中心にゲームを組み立てる。

福岡時代、河合HCとともにコーチ陣の一翼を担った東島奨AC。高い分析能力に期待が懸かる
 コーチ陣がチームづくりのポイントの一つとして挙げるのが、攻守両面での貢献度を示す「ハッスルスタッツ」という概念。▽ディフェンス中に相手ボールに触れる▽ルーズボールを奪う▽シュートチェックする―など、選手のプレーの積極性を計る指標ともなる。得点やリバウンドなどと異なり数字で表しにくい部分だが、そうした泥くさいプレーを評価することで全選手に勝利への貪欲さを求める。

 また、河合HCは今季の強みとして東島ACの存在を挙げる。アメリカでの指導歴を持ち、試合映像を元にした分析能力に長けているという。作成されたレポートはゲーム戦略のベースとなる。東島ACは「期待値の高い選手が多く、一戦ずつこだわってプレーし続ければ必ず成長する。HCとの共通認識の下で力を発揮したい」と語った。

 6月13日の就任記者会見で「コーチキャリアのすべてを山形に還元したい」と意気込んだ河合HC。シーズン開幕を前にけが人も出ており、万全とはいえない中、どう戦いを進め、チームを成長させていくか、指揮官の力量が試される。
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