県内ニュース

傷ついた反物を再生、巾着袋に 米沢織の織元「白根沢」

2019年09月15日 14:48
白根沢がドラマチック戎市で試験販売する巾着袋と謙信せんべい、法被
 米沢織の織元「白根沢」(米沢市)が糸や織機の不調で傷ついた反物に新たな命を吹き込み、巾着袋の商品化を目指している。NPO法人から・ころセンター(同)の就労継続支援B型事業所が作る名物「謙信せんべい」を入れて売る計画で、両者のPRも兼ねる。伝統工芸と伝統菓子の異色コラボ。地元の粡町(あらまち)通り商店街で15日に開かれる「ドラマチック戎(えびす)市」で、1袋800円で試験販売する。

 白根沢は織元として名高く、柄をすかして織る「もじり織」は業界内で評価が高い。ただ「次の戦略を模索中だった」と白根沢義孝社長。県よろず支援拠点の尾形恵子チーフコーディネーターの助言を受け、目を付けたのが傷ついた反物や端材だった。一部でも傷ついた反物は売り物にせず、安値で専門業者に引き渡していたが、大部分は品質に問題ない。有効活用し、巾着袋を作ることにした。

 さらに、尾形氏の仲介で青空みるくセンター(同市)の伊藤哲平店長と知り合い、伊藤店長の父が伊藤正俊から・ころセンター代表だった縁で、巾着袋に謙信せんべいを入れ商品化を目指すことになった。伊藤店長も「謙信せんべいのパッケージ変更を検討中だった。パッケージが米沢織の巾着袋なら面白い」と振り返り、白根沢社長は「前にトートバッグや小銭入れを作ったことがあったが、販売ビジョンがなく長続きしなかった。今回の話は大変ありがたい」と話す。

 巾着は縦18センチ、横17センチと小ぶり。米沢織で高品質のため、謙信せんべいを食べ終えた後は小物入れとして日常使いできる。戎市では謙信せんべいのピーナツ、ごま、みそ、うこぎの4味8枚を入れ、自社前のブースで1袋800円で試験販売。客の反応を今後の商品改良に役立てる。白根沢社長は「巾着袋や菓子の組み合わせ次第で幅広いパターンができる。メーカーなので、これまで消費者と接点はなかったが、『白根沢』の名前、米沢織を身近に感じてもらう機会になればうれしい」と話す。

 さらに、同じ素材で法被も作った。軽くて肌触りが良く、羽織りやすい1着に仕上げ、1着2万5千円前後で販売する。問い合わせは同社0238(23)0092。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から