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議場で堂々、町民の主張 庄内町議会、定数割れ受け参考人招致スタート

2019年09月11日 10:57
参考人として議会で意見を述べる竹嶋碧さん(右)=庄内町役場
 昨年の町議選で平成以降、県内市町村で初の議員定数割れとなった庄内町議会。なり手確保の一手として10日、開会中の9月定例会に参考人として町民を議場に招き、発言してもらう機会が設けられた。農業と観光に携わる2人が議場の質問席に立ち、関連施策に対する現場の声を堂々とぶつけた。

 発言したのは、JAあまるめ副組合長の佐藤一彦さん(57)=跡=と、立谷沢地区を拠点とする地域おこし協力隊の竹嶋碧さん(32)=余目。専門家らの意見を議案審議などに生かす参考人招致制度を活用し、この日の決算特別委員会で、議員の質問に答える形で意見を述べた。

 佐藤さんは、安定したコメの収量確保には継続的な土づくりが重要とし、「土づくりの先にある町産米のブランド認証なども含め、JAと行政、生産者が同じ志を持つべきだ」と強調。竹嶋さんは3年間の活動で感じたことを土台に、観光に関わる職員の知識不足や各組織による連携の弱さを指摘し、「私たち“よそ者”の視点も取り入れながら、豊富な観光資源を生かせば庄内町はまだまだ輝ける」と力を込めた。

 発言を終え、佐藤さんは「緊張したが、町民の意見を直接行政に届けることができるいい機会になっていくと思う」と今回の試みを評価した。竹嶋さんは「さまざまな調査などの準備に取り組む中で、議員の大変さも分かった。加えて、観光振興への思いがさらに強まった」と話していた。

 町議6人でつくる議員なり手不足解消調査特別委の石川保委員長は「インターネット中継などで参考人の発言を見て、議会に興味を抱き、町に思いを伝えたいと考える人が増えてくれたらいい」と、取り組みの定着に期待を寄せた。参考人の招致は、11日の決算特別委で芸術・文化振興などをテーマに2人が意見を述べ、来年の3月定例会予算特別委でも実施する。

 現在の町議は15人で、定員より1人少ない状態。
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