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川西町職員、過労自殺か? 16年に20代男性、月183時間残業

2019年09月11日 08:08
2016年に自殺した男性職員が勤務していた川西町役場
 川西町の20代男性職員が2016年6月に自殺し、亡くなる直前1カ月の時間外労働が厚生労働省の示す「過労死ライン」(単月100時間)を大きく上回る183時間に及んでいたことが10日、関係者への取材で分かった。休日出勤や日付が変わってからの退庁も複数日あったとされる。遺族は公務労災を申請する方針を固め、準備を進めている。

 男性職員は大学を卒業後、14年4月に町に採用され、企画財政課に配属となった。1年目から予算編成や決算などの財政業務を担当。亡くなる直前まで勤務を続けていたが、16年6月26日の日曜日、自宅で自ら命を絶った。

 遺族が町から入手した勤務記録によると、男性職員は亡くなる直前1カ月の間、午前3時19分を最長に、日付が変わってからの退庁が6日を数えた。また、計8日あった土日のうち、7日は休日出勤をしていたという。

 関係者によると、男性職員は「(上司から)残業するなと言われるが、仕事を代わりにやってもらえるわけでもない。隠れて仕事に行く」などと周囲に漏らし、幹部職員に見つからない土日の出勤が常態化していた。1度帰宅してから再び仕事へ向かうこともあったという。

 遺族側は休日出勤、長時間労働で心身が疲弊したことが自殺の原因とし、地方公務員災害補償基金県支部に労災を申請するとしている。さらに遺族の一人は「通常勤務の2倍の時間をかけても終わらない量の仕事を与えるのはおかしい。真相を解明するため、第三者委員会による(男性職員の)労働実態の調査が必要」と訴えている。

 町総務課の鈴木清隆課長は10日、山形新聞の取材に男性職員が自殺したことを認めた上で「長時間労働があったことは間違いないが、職場で思い詰めている様子などはなかった。所属長や同僚などにも聴き取りしたが(自殺した)原因は分からなかった」と話した。
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