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闘う仲間、ともに強く 東根の小1・骨肉腫の富樫君がモンテ入団

2019年09月05日 11:38
ユニホームを受け取る富樫陽向君(中央)=天童市・NDソフトスタジアム山形
 療養生活を送る子どもにスポーツの楽しさを感じてもらおう―。サッカーJ2・モンテディオ山形に4日、骨肉腫で治療を受けている東根市内の小学1年生が入団した。富樫陽向(ひなた)君(6)で、入団はチームの一員としての活動を通じて心身の成長を支援する試み。「陽向君の自信につなげ、多くの長期療養児を勇気づけたい」と相田健太郎社長。記者会見で富樫君は「いっぱい走って速くなりたい」と期待を膨らませた。

 NPO法人「Being ALIVE Japan」(東京都)が展開する長期療養児とスポーツチームとのマッチング事業にモンテディオ山形が賛同して実現。NPO法人県自動車公益センターが協賛した。長期療養児が成長する機会と、それを支えるコミュニティーの創出を目的とし、東北のスポーツチームでは初めて参画した。Jリーグでは湘南に続き2チーム目。

 富樫君は頸椎(けいつい)の悪性腫瘍で2017年9月から約10カ月間、入院して投薬治療などを続けた。現在は月1回、山形市の山形大医学部付属病院に通院しており、入団は主治医の紹介がきっかけ。父親の翔太さん(31)は「多くの人と触れ合ういい機会。陽向の心身の成長にプラスになるはず」と思いを語る。

 入団会見は天童市のNDソフトスタジアム山形で開かれ、相田社長や木山隆之(たかし)監督、主将の山田拓巳選手らも同席した。富樫君は契約書にサインし、ユニホームに袖を通した。背番号は1で、誕生日にちなみ、自分で選んだという。先月31日には横浜Cとのホームゲームを観戦し、「キーパーが上手だった」。ユニホーム姿の感想を聞かれた際は少し照れながら「かっこいいと思った。いっぱい練習したい」と笑顔を見せ、新しい仲間を迎え入れた山田主将は「J1復帰という目標を達成して一緒に笑ってシーズンを終えたい」と話した。

 チームでは具体的な活動内容を今後、詰める。練習に参加して選手やスタッフと一緒に走ったり、試合を盛り上げたりすることを想定しているという。母親の綾香さん(33)は「活動を通じて、人のために何ができるかを考えられる子になってほしい」と目を細めた。
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