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スルメイカ、今年も不漁 酒田港で水揚げ作業

2019年08月19日 09:45
釣った直後に船内で冷凍された大量のスルメイカが、早朝から港内に運び込まれた=酒田市・酒田港
 酒田港(酒田市)を拠点に国内屈指の漁獲量を誇るイカ釣り漁船・第85若潮丸の水揚げ作業が18日朝、同港で行われた。釣った直後に船内で急速冷凍されたスルメイカが運び込まれたものの、本間健船長(63)=同市=は今年の漁獲量が、不漁だった昨年を下回る可能性があるとし、不安げな表情を浮かべた。

 作業は午前7時から行われ、約9800ケース(81トン)が県漁協の冷蔵庫に移された。イカ釣り船団は6月9日に同港を出発した。若潮丸は例年30~40日で帰港するが、今年は不漁で船の冷凍庫がいっぱいにならず、60日ほどかかった。「ここまでイカがいないのは(若潮丸を造った)1997年以降で初めて」と話す。

 国内のスルメイカ漁獲量は昨年、前年より3割落ち込んで過去最低を更新した。おととし、昨年は北朝鮮船とみられる漁船による日本海での違法操業で、漁が“妨害”される状況が続いた。本間船長は、今年は外国船を確認していないといい、不漁について「違法操業で産卵を控えたイカが乱獲された。そのため資源量が減少した上、小ぶりのものが多い。そこに気象状況などの悪条件が重なったのでは」と推測する。

 さらに北朝鮮は日本海に向けてミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を頻繁に発射しており、漁師たちの悩みの種は尽きない。例年、年をまたいで2月ごろまで行う漁は昨年、11月で打ち切らざるを得なかった。昼すぎの出港を前に本間船長は「燃料代もばかにならない。採算が取れないとなれば今年も早々に打ち切るしかない」と悲愴(ひそう)感をにじませた。
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