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仕立て直して仏壇継承 長門屋(山形)がニーズに応え新サービス

2019年08月11日 12:31
80年以上前の山形仏壇を右半分のみ「かんどう仕上げ」できれいにし、見本として店内に展示している=山形市・長門屋
 山形市七日町1丁目の仏壇・仏具・墓石の専門店「長門屋(ながとや)」(笹林陽子社長)が、仏壇の仕立て直しサービスを始めた。ライフスタイルの変化で仏壇の引き継ぎ方に悩む人に対し、古い仏壇の修復や小さなサイズへの作り替えを提案。買い替える場合も仏具の磨き直しなどを案内する。

 全体修復の場合、部分解体して線香のすすなどを洗い落とし、障子を貼り替える「なっとく仕上げ」(10万8千円~)、丸ごと解体して汚れを落とし、金具直しや研磨をする「かんどう仕上げ」(73万4千円~)といったコースを用意。焦げ跡修理や背板の金紙交換などの部分直しにも対応する。作り替えは、仏壇の部材を活用してたんすの上に置けるように小さくしたり、金箔(きんぱく)仏壇の扉をびょうぶにリメークしたりする。

 仕立て直しに携わるのは国指定伝統的工芸品「山形仏壇」を分業制で支えてきた県内各地の職人だ。同店にはこれまでも「家の建て替えに際し、古い仏壇を買い替えるか悩んでいる」「思い出がある実家の仏壇を何らかの形で残せないか」などの相談があり、彫刻師や金具師、蒔絵(まきえ)師らが個別に対応してきた。

 市売上増進支援センター「Y―biz(ワイビズ)」のアドバイスを受けた。処分する以外に修復やリメークという選択肢があると分かれば、いずれ仏壇を引き継ぐことになっても安心できるとし、仕立て直し方法を体系化。ホームページ上やチラシでアピールしている。

 笹林社長は「代々受け継がれてきた仏壇には、家族それぞれの物語がある。残すか残さないかだけでなく、込められた思いに寄り添い、継承の在り方を一緒に考えていきたい。それが職人の仕事を守ることにもつながる」と話す。問い合わせは同店023(622)2204。
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