県内ニュース

お盆なのに…墓石倒れたまま 本県沖地震、繁忙期で修理手回らず

2019年08月10日 10:30
地震発生から1カ月以上経過した7月下旬。高台にある墓地では墓石が倒れ、破損したままの状態も見られた=鶴岡市小岩川地区(画像を一部加工しています)
 6月の本県沖地震で震度6弱を観測した鶴岡市で、倒壊した墓石の修理は道半ばだ。被害が大きかった小岩川地区の高台にある墓地では、壊れた墓石が散らばったままの所も。市内の石材業者には修理依頼や問い合わせが相次いでいるが、盆前の繁忙期もあって手が回らない状況という。間もなくお盆を迎えるが、「今年は仕方ない」と修理を諦める住民の声も聞かれる。

 「早く直してほしいという思いはあるが…」と話すのは墓地の近くに住む無職佐藤芳美さん(82)。佐藤家の墓は、墓標を刻んだ石(竿石)が基礎の台から落ち、骨つぼを収める場所も地盤のずれで壊れた。業者に修理を依頼したが、作業のめどは立っていない。

 市内の石材業者には地震発生後、修理の問い合わせが相次いでいる。同市山王町の石勘(斎藤茂太社長)では、これまでに70~80件の相談を受けたという。

 破損の程度を聞き、優先順位を付けて修理に当たっているが、1日に回れるのは多いときで4、5件。盆前は元々予定されていた新規の墓の施工も多く、作業の合間を縫って修理にも取り組んでいる状況。斎藤社長は「早く直してあげたいが、人手も足りずどうしても追いつかない。時間をやりくりして取り組むしかない」と頭を抱える。

 自分たちで動かせないかと試す住民もいるが、重さは数百キロに上るものも。「業者さんに頼るしかないね」と佐藤さん。何とか竿石だけは立ててもらいたいが、立て直しも含めて検討していくという。

 市は共同墓地の通路、水道施設など、共有部分の補助を1日から受け付け、修復を支援している。だが、被災家屋などの修復支援を優先せざるを得ず、墓石について担当者は「他自治体の例も参考にしながら対応を検討してきたが、あくまで個人での管理(修理)をお願いするしかない」としている。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から